スタンドインとはどのような仕事なのか?
公開日:2021年05月13日(木)
スタンドインとはどのような仕事なのか?
スタンドインというキャスティング業界メディア業界で使われる専門用語があります。
スタンドインとはどのようなお仕事なのでしょうか?
メディア業界で活動されている方ならばほとんどの人が知っているワードだとは思います。
しかしこれからメディア業界で活動したい人だと知らない方も多いのではないでしょうか。
スタンドインと言うのは簡単に言うとCMやテレビなどのメディアの撮影でタレントさんや役者さんの代理をするお仕事になります。
CMやテレビの撮影はすぐに本番と言う訳にはいきません。
本番を行う前に照明さんの照明の当たり具合やカメラマンさんの画角やカット割りの為のリハーサルが必ずあります。
このリハーサルにはかなりの時間を必要とするので演者さんの負担を軽減する為に背丈や雰囲気がご本人に似てる方でテスト撮影を行うのです。
スタンドインのキャステイングを求められる際には出演者ご本人と身長の差は前後3㎝程度の人が求められます。
ご本人に雰囲気がある程度似ていて身長も同じくらいでなくてはいけないのでキャスティング難易度が以外と高かったりします。
女性タレントさんの場合は髪の毛の長さも似てないといけなかったりもしますがカツラで対応可能な場合もあります。
また個性的なタレントさんの場合はさらにキャスティングが難しい場合もあります。
例えばスキンヘッドの男性役者さんのスタンドインのような場合です。
そのような場合には「スキンヘッドの方がベストですが決定後スキンヘッドになれる方でもOK」のような条件があったりします。
スキンヘッドの方自体がそんなに多い訳じゃなですし、仕事とは言えスキンヘッドにするのもなかなかの勇気が必要なので難しいキャスティング条件ですよね。
身長のみ合っていればOKという多少緩い条件の時もあるのでケースバイケースです。
しかし平均身長のタレントさん役者さんであれば合致する方も多いのですが特別身長が多きい小さい演者さんですとこれまた難しいのです。
往々にして俳優さんなどは男性185㎝や女性170㎝くらいの方が多いのです。
さらに難しいのはスポーツ選手のスタンドインです。
以前キャスティング依頼を受けてかなり難航したのが野球選手のスタンドインです。
例えば野球選手ですと身長195センチ、バスト120㎝、ウエスト100㎝、ヒップ125㎝・・・このような規格外の体型の方が多いのでその辺にはこんな体型の人はそうそう存在しないのです。
いやいやなんともキャスティング泣かせのオーダーです。
通常のスタンドインでもなかなか難しい条件なのですがさらにはダンサースタンドインというダンスができる事がマストの案件があります。
例えばAKB48グループやモーニング娘などダンスを踊るアイドルグループやEXILEなどダンスがマストのグループなどのメディア案件の撮影です。
このダンサースタンドインの場合は振付を覚える必要もあります。
事前に振付動画をもらって覚えていくパターンと当日に振付師さんから振付を教えられる場合があります。
さらにはスタンドインのポジションのタレントさんにカメラテストでの動き方や振付などを伝えなければならないパターンの時もあります。
こちらも大変な作業ではありますがダンサーらしい仕事とも言えますね。
一度ダンサースタンドインをすると次回も同じタレントさんのスタンドインとしてご指名でお声がかかることもありますので機会があれば積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
スタンドインのギャランティの相場感としては拘束される時間にもよるのですが大体1万円~15000円前後が相場になります。
撮影の予算にもよりますが昨今ではそのくらいがギャランティの相場になります。
昔だとスタンドイン1日5万円なんて案件もありましたが近年ではなかなか高額のスタンドイン案件は見かけません。
スタンドインは自分自身が表に出る仕事ではないので言わば裏方の仕事とも言えます。
スタンドインの仕事をしても自分自身がその作品に出演する訳ではないので地味な仕事ではあります。
しかしスタンドインの仕事も立派な芸歴になりますし、スタンドイン経験がある人のみスタンドインの仕事をエントリー出来る案件もあったりするので仕事の幅を広げる意味でも何度か経験しておくことをお薦め致します。
スタンドインを経験しておくことによって必ずあなた自身の仕事の幅が広がりますし芸歴にスタンドイン経験があるとメディア業界キャスティング業界からも信頼度が高くなるので是非ともチャレンジしてはいかがでしょうか!?

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