K-POPダンスとは?
K-POPダンスとは?
昨今のK-POPブームにより日本各地に「K-POPダンススクール」という特殊なダンススタジオが次々と開校されています。
そのようなダンススクールからK-POPアイドルも生まれ、「縄跳びダンス」で有名なNiziUのメンバーでデビューした方もいるほどです。
そもそもK-POPダンスとはどのようなものなのでしょうか?
「K-POPダンス」というジャンルのダンスはそもそも存在せず、これはK-POPグループのオリジナルダンスをカバーするという意味で用いられます。
ですが一般的にダンススクールというのはインストラクターが自分で考えた振付を生徒に教えるものなので、K-POPのオリジナルダンスを教えるスクールが人気を集めているのが疑問に思われるかと思います。
他人が振付をしたダンスを自分のレッスンで教えるという行為は基本的にはダンス業界ではNG行為ですらあります。
しかしながらこの爆発的な人気とK-POPダンスレッスンを受けることの魅力について、K-POPダンスインストラクターの私が解説します。
1. 様々なダンスジャンル
K-POPの音楽は様々なジャンルに対して柔軟で流行をいち早く取り入れつつK-POPらしさも残しており、世界に評価されている音楽です。
K-POPに主に取り入れられているダンスのジャンルはヒップホップですが、近年ではジャズやハウス、コンテンポラリーといったダンスが取り入れられています。
世界に誇る大人気グループBTSの楽曲やダンスの大半はヒップホップですが、メンバーの一人が現代舞踊を専攻していたこともあり、バレエのようなしなやかに踊る曲も多数あります。
BTS以外にもそうした多様なダンス歴を持つグループが増え、それがK-POPの多様性にも対応でき、相乗効果を生んでいると思います。
それによりK-POPダンスレッスンでは、使用する曲によって様々なジャンルのダンスを習得することができるのです。
K-POPダンスを教えるインストラクターは参考となる動画を見て覚えたものを生徒に教えています。
自分で振付を考えて教えるより楽だと思われるかもしれませんが、K-POPダンスのインストラクターはK-POPの様々なジャンルに対応できるスキルや知識を生徒に教える力が必要です。
私もインストラクターを始めるにあたって未習得だったジャンルのレッスンを受けてスキルと知識を身につけました。
2. 世界中の振付師によるダンス
世界中の人を虜にするK-POPという音楽に欠かせない要素であるダンスの振付は、海外の有名なダンサーが振付していることが多いです。
イギリス出身のダンサーKiel Tutinは、TWICEを始め、NiziU、ITZY、BLACKPINKなどガールズグループの多数の曲を振付しています。
また、BTSの"MIC drop"を振付したRIEHATA、NCT Uの"Make A Wish"を振付したReiNaなど、日本の有名なダンサーも振付に携わっています。
K-POPダンスを通じて、国内外の一流のダンサーのダンスを踊ることができます。
そこからK-POPダンス以外の色々なダンスそのものの興味や好奇心へ繋がると私は思います。
3. 表現力
K-POPダンスは言わば「アイドルのダンス」です。
普通のダンスとの違いは、アイドルらしい表現にあります。
日本韓国共に人気を誇るグループTWICEの「TTダンス」は、K-POPダンスの特徴でもあるキャッチーなダンスを取り入れたものです。
人差し指と親指を顔の前に当てて、流れる涙を表現したこのダンスは一世を風靡しました。
とても簡単なダンスですが、このダンスをする時のメンバーの「悲しい」を表現した表情なども人気を集めた要因ではないかと思います。
また、KARAと並んで一時のK-POPブームを巻き起こしたグループ少女時代の「美脚ダンス」もK-POPならではのダンスといえます。
脚を後ろからぐるりと前に回す動きを真似するも、彼女たちのように綺麗に踊れないと多くの人が嘆いていました。
モデル並みのプロポーションを持つ9人のメンバーの一糸乱れぬ美脚ダンスは当時の女性ファンの憧れにもなりました。
このように、K-POPダンスには印象的なダンスはもちろん、そのメンバー本人たちを引き立てるようなダンスが多く見られます。
また、魅力的に見えるような顔の向きや体の動きなども細かく表現されているので、K-POPダンス以外にも通用する「表現力」も学ぶことができます。
<まとめ>
「K-POPダンス」というジャンルのダンスは、K-POPの音楽のように多様性を持ち、様々な人に対して開かれたジャンルのダンスであると私は思います。
K-POPダンスでは異なるジャンルの基本的なステップから流行のダンスまであらゆることを学ぶことができるので、これからダンスを始めたいという人にはおすすめのジャンルだと思います。
もちろんK-POPが好きで、アイドルと同じように踊りたいという人も、このK-POPダンスレッスンが「ダンス」という大きな世界への玄関口となると思います。
そしてK-POPダンスが一過性のものではなく、ヒップホップと並んで多くの人が楽しむジャンルになることを願っています。
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