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COLUMN

「LOCK DANCEはファンキーだ!」

公開日:2021年05月27日(木)

「LOCK DANCEはファンキーだ」

 

「中居くんみたいなダンスですよね?」

この言葉は、ストリートダンスをよく知らない方に
「ロックダンスってどんなダンスか知っていますか?」と質問した時に返ってくる返事の中で、最もよく聞かれるものだと思います。

実際、SMAPの楽曲やコンサートの振り付けの一部にロックダンスが使われているのを見かけますし、SMAPの中でも中居くんが踊っているイメージが強いのもわかります。

※ これはSMAPを含めジャニーズのダンスの振り付け指導にサンチェさんというダンサーさんが関わっていらして、その方が所属していたTOKYO BE BOP CREWがロックダンスを主体としたダンスパフォーマンスをするチームだったから、というところに由来するのですが、それはまた別途記事にします。

◆ロックダンス=中居くん?
では「中居くんみたいなダンス」とは一体どういうイメージなのでしょうか。恐らく、多くの方は下記のようなダンスを想像していると思われます。

・元気なダンス
・指を指したり手の動きが多い
・飛んだり跳ねたりするダンス
・カッコいい、激しい、速いダンス
・ゲッダンやアクロバットをする

すぐにイメージが浮かぶ方もいらっしゃれば、見た事はないけどなんとなく想像はつく…という方もいらっしゃると思います。ロックダンスに長年携わっている者から言わせていただくと、上記のイメージであればロックダンスは「中居くんみたいなダンス」と表現して差し支えないと思います。


◆ロックダンサー視点での解説
最初は「中居くんのダンス」というイメージから入っても問題ないのですが、ロックダンスを実際に学んだり体現していくにあたって、その本質となるキーワードを意識していくことになります。

それは"FUNKY(ファンキー)"という言葉です。

なかなか普段耳にしないこのファンキーという言葉をざっくりと説明してみます。

・アフロ(パパイヤ鈴木のような大きく丸い髪型)
・ディスコ(ミラーボールとダンス)
・原色系の派手なファッション
・元気でテンションの高い状態

恐らくこのような関連情報があると連想しやすいのではないでしょうか。どれも間違ったイメージではありませんし、日本人の多くは「ファンキーとはそういうものだ」と定義づけていると言っても過言ではないと思います。

しかし、ロックダンス発祥の地・アメリカで言うところの"FUNKY"の本質はまた違うところにあるのです。


◆FUNKYとは何か
結論から申しますと、具体的に名言することは出来ませんが大きな意味で言うと"FUNKY"とは"黒人らしく"と言い換えることができます。つまりロックダンスは「黒人らしいダンス」と言えます。

※ 黒人(アフリカンアメリカン)の歴史について紐解いていくと更に理解が深まるので、また別の記事でお伝えします。

では「黒人らしいダンス」とはどういうものでしょうか?これは言葉で伝えるのは容易ではないのですが、まとめてみます。要点は2つです。

①音楽に対するノリ(=groove)
②踊る時の気持ち(=feeling)

黒人のダンスを目の当たりにした際に目につくのは、まずノリの良さではないでしょうか。日本人と最も異なる点の一つであると言える部分だからです。

しなやかな首の動き、それに連動するような手の動き、自然な重心移動を可能にする足のステップ、それを支える腰の動き…どれをとっても黒人の独特なグルーブ感の良さを感じざるを得ません。それは老若男女問わず、彼らの生活環境や習慣に大きく起因するものだと思われます。

とにかく自由度が高く、自分の体を通して音楽を体現するようなパワーやパッションに溢れている、そんなフィーリングを大事に踊っているからこそ黒人のダンスはカッコよく輝き、我々の心を掴んで離さないのだと確信しています。

そんなgrooveやfeelingがたっぷりと詰め込まれ、思いっきり体現されているのがロックダンスだと言えます。


◆FUNKY=汗くさい?
ファンキーについてもう一つ言えるのが「汗くさい」という意味を持つということです。汗くさい、と聞くと顔をしかめてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、これも「黒人らしさ」に繋がる話になります。

以前、ある黒人ダンサーがパフォーマンスの最中に、腕を突き上げ自分の脇の匂いを嗅ぐというジェスチャーを織り交ぜていたのを目撃しました。どういう意図があったのか知るために有識者に尋ねたところ「あの仕草がファンキーを表している」とのことでした。ロックダンスが生まれた頃のアメリカでは黒人はまだ奴隷制度の名残を受けた環境にいました。過度な労働を強いられれば、もちろん汗だらけになり、体臭もたくさん出ます。しかしそれが、それこそが黒人らしさなのです。

つまり「汗くさくなる程めちゃくちゃ元気に踊っちゃおう!」というのが「黒人らしく、ファンキーである」ということなのです。


◆まとめ
長々と文章を書いてきましたが、ロックダンスのイメージが中居くん…だけではないという認識を持っていただけたなら幸いです。ロックダンスとは、黒人らしいノリやフィーリングを大事にし、めちゃくちゃ元気に踊る、概要としてはそういった表現が主体であると言えます。

今後の記事では、ロックダンスの具体的な成り立ちや音楽・ファッションや発祥の由来、広がった経緯など詳しくお話ししたいと考えております。もし今回の記事を読んでロックダンスに興味を持たれた方は、YouTubeをご覧になったり、ダンススタジオに足を運んで体験してみてはいかがでしょうか?次回も楽しみにしていただければ幸いです。

 

 

LOCK DANCEはファンキーだ!ダンサー専門事務所ゼロクリエーションのダンスコラム

 

 

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