SCOOBY DOO(スクービードゥ)名称の由来と誕生
SCOOBY DOO(スクービードゥ)名称の由来と誕生~LOCK DANCEの動き②
突然ですが、今回はロックダンスのベーシックなステップを1つご紹介したいと思います。
百聞は一見にしかずと言うように、動きそのものは実際のショーやYouTubeなどの動画で見ていただいた方がわかりやすい部分も多々あるのは承知の上ですが、その発祥について、また、カッコよく見せるポイントなど解説していきたいと思います。
【SCOOBY DOO(スクービードゥ)】
数あるロックダンスのムーブの中で最もポピュラーで特徴的なステップと言えるのがスクービードゥです。その動きと流れをご説明します。
①片方の膝を上げ、前方に軽くキックします
②元の位置に下ろすと同時に反対の膝を上げます
③上げた足を下ろし地面を踏みます
以上が基本的な動きとなります。カウントで言うと「1、&、2」でこの3つの動きを行います。リズムは「タッタッタ」という感じになります。ちなみに①のキックは左足から行う場合が多いです。
実際にやっていただけるとお分かりになるかと思いますが、非常にシンプルなステップです。シンプルが故に覚えやすく、広まりやすく、また多彩なバリエーションで遊ばれることで、世界中で沢山の人に楽しまれてきたステップなのだと言えます。
●名称の由来と誕生
THE LOCKERSが活躍した時代に「SCOOBY DOO」というダンサーネームを名乗るダンサーがいました。彼の本名はJimmy Fosterです。そもそもSCOOBY DOOというのは、当時アメリカで放送されていた人気の【犬のキャラクター】の名前だったようで、Jimmyもそのキャラクターが好きだったためダンサーネームとして拝借したようなのです。
このステップは、そんな彼が生み出したものなの
で、彼のダンサーネームを冠した【SCOOBY DOOというステップ】が誕生したと言われています。
発生については諸説ありますが、当時Jimmyがダンスの練習をしていたのが階段の踊り場などごく狭いスペースだったため、場所をとらずに出来るこのシンプルなステップが生まれたとも言われています。
●SCOOBY DOO TURN(スクービードゥ・ターン)
SCOOBY DOOのバリエーションの中で多用されるものの1つをご紹介します。その名の通り、SCOOBY DOOにターンを足したものとなります。
①片方の膝を上げ、前方に軽くキックします
②元の位置に下ろすと同時に反対の膝を上げます
③上げた足を下ろしつつ反対の足の後ろ側に掛けてターンします
④前向きで止まります(足は揃っているとベター)
この①〜④の動きをスムーズに3カウントで行うのが基本となります。リズムは「タッタッター、タ」という感じです。キレイにターンして止まるコツですが、③で足を掛ける際に、両方のつま先をなるべく近い位置(隣り合わせ)に置くようにします。そしてターンする時には、左足のカカトと右足のつま先を軸にして体を一周させます(①を左足から行う場合、ターンは時計回りになります)。つまり左足のつま先と右足のカカトを少し浮かせたまま回転することになります。するとターンし終わった時には両方のつま先が前を向いて揃っている状態になります。
足が揃っていることの利点としては、このムーブの後にお辞儀をしたり、THE LOCKのポーズをスムーズに行えることです。ターンを雑に行ってしまうと、その後に繋がる動きに無理が生じてしまうのです。なので、最初は「左足がカカト?つま先??」など混乱してしまうこともあるかと思いますが、基本をしっかりこなすことでキレイなターンが出来る上、次のダンスもカッコよく決まるので、ぜひこのポイントを押さえて練習してみてください。
●PIMP WALK(ピンプウォーク)
「SCOOBY DOOをしながら前進したい!」と考えた人がいました。書いたとおりの動きになりますが、キックして反対の足を踏むSCOOBY DOOを繰り返しながら前進する「SCOOBY WALK(スクービーウォーク)」が生まれました。その場でやるSCOOBY DOOを使って移動することで、ダンスの幅が格段に広がります。
そこに更に歩き方の要素が加わります。どんな人の歩き方かというと、ポン引き(=PIMP)の人達のような歩き方で、歓楽街で見られるいわゆるキャッチと呼ばれる人達のアメリカ版だそうです。ポケットに手を突っ込み少しルーズなガニ股で、首でリズムをとるようにしてカッコよく歩くのが特徴だと思われます。その要素をSCOOBY WALKに取り入れたのが「PIMP WALK」だと言われています。
①片方の膝を上げ、前方に軽くキックします
②元の位置に下ろすと同時に反対の膝を上げます
③上げた足を下ろす際にガニ股になります(両方のカカトを軸に、両方のつま先を開いて地面を踏みます)
カウントやリズムはオリジナルのSCOOBY DOOと同じですが、繰り返し行うことで独自性や更なる表現に繋がるのです。
このようにして、シンプルで基本的なSCOOBY DOOが生まれ、移動したりカッコよさを加えたり、様々なアレンジが加えられ、深みや面白味が増していき、現代でもロックダンスの基礎として定着しています。皆さんも新しい、令和のSCOOBY DOOを創ってみましょう!
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