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COLUMN

フルーキーとWHICH-A-WAY 

公開日:2021年06月29日(火)

フルーキーとWHICH-A-WAY(LOCK DANCEの動き⑤)

以前のコラムに続き、ロックダンスの元祖 "THE LOCKERS" のメンバーであるフルーキー・ルークが生み出したムーブについてお話ししていきたいと思います。今回のテーマは表題にもある通り【WHICH-A-WAY】というムーブについてです。


●WHICH-A-WAY(ウィッチウェイ)
初めに呼び方(読み方)についてお断りを入れさせていただきます。「WHICH-A-WAY」はネイティブ英語の発音に準じて日本語で表記するならば「フィッチァウェイ」となりそうですが、日本人の多くはこのムーブの名前を「ウィッチウェイ」と呼称し、共通認識として定着していると思われます。ですので、今コラムでは「ウィッチウェイ」として扱いますのであらかじめご了承ください。

さて、それでは改めましてウィッチウェイについてですが、まずは動きのイメージを共有したいと思います。

①上半身は前傾姿勢気味で固定する
②手も体の前方で拳を握り固定する
③片方の膝を開き肩の近くまであげる
④入れ替えて左右繰り返す
(軸足で軽くホップすることで、前後左右に自由自在に移動ができる)

どうでしょうか、イメージ出来ましたか?余談ですが、上体を固定してガニ股で移動するので、エリマキトカゲやティラノサウルスの走り方を思い浮かべていただけるとなんとなく近いかもしれません。

・IRON HORSE(アイアンホース)
名前の由来をご説明する前に、ウィッチウェイの原形と言えるステップをご紹介したいと思います。それがアイアンホースです。「アイアンホース」とは、直訳してしまうと「鉄の馬」となりますが、これは馬に騎乗する際に用いられる馬具の鎧(あぶみ)を指し、そこに足をかける動作をダンスに取り入れて生まれたステップだと言われています。(調べてみるとウェスタン乗馬では革製の鎧が主に用いられるようですが…真相が気になるところです)

さて、アイアンホースがどんなステップかと言いますと、スキップのような跳ねるリズムに合わせて膝を交互に上げ下げするような動きになります。俗な言い方をすると、かつて一世を風靡した "江南(カンナム)スタイル" の動きに似ていると言ったらイメージしやすい方もいらっしゃるかもしれません。

この乗馬に関するイメージから、ウィッチウェイを踊る時の姿勢や手の位置が【乗馬しているような形】に見えるように名残があるのではないでしょうか。

・WHICH-A-WAYへの変化
前のコラムでフルーキー・ルークというダンサーの特徴について記述しました。彼は超人的な身体能力や股関節の柔軟性を武器にしたパフォーマンスが魅力です。その彼がアイアンホースの動きをより派手に誇張して表現した際、膝は高く上がり、今見られるような形に進化したのだと思われます。

「WHICH-A-WAY」とは【どっちに行くの?】という意味で名付けられています。見た目の派手さに加え、そのムーブを連続しながら、余裕のある上半身(特に首や顔の表情)で「こっちに行こうかな?いやあっちにしようかな?」という仕草をコミカルに演出し、更にステップしながら縦横無尽に動く様からいつしか「IRON HORSE」とは全く別のステップ「WHICH-A-WAY」として確立されたのでした。

・トニー・バジルのWHICH-A-WAY
THE LOCKERSのメンバーの中で、フルーキーとは別の見せ方でウィッチウェイを踊るのが、唯一の女性メンバーであるトニー・バジルです。彼女はバレエのように綺麗な足捌きやターンが持ち味なので、ウィッチウェイも膝を曲げず、綺麗に伸ばして行います。「ウィッチウェイはガニ股で恐竜みたいな感じで…」というイメージしかない人が見ると目を丸くするのは必然だと思います。このように、同じムーブでもチーム内でそれぞれの表現や魅せ方を追究していたのだと思いを馳せると感慨深いものがあります。まだまだロックダンスを進化させていきたいものですね。


●三浦大知のMV
「中居くんが踊ってるやつでしょ?」日本では長年そのイメージが強かったロックダンスですが、それをようやく更新してくれる出来事が起こりました。三浦大知さんの【(RE)PLAY】(リプレイ)というシングルをご存知かと思いますが、そのMUSIC VIDEOのダンスシーンで、世界を股にかけて活躍する第一線のロックダンサーが起用されたのです。これについてはまた後日詳しく記事にしたいと思いますが、今回注目したいのは、そのダンスシーンの振付の中で【ウィッチウェイが踊られている】ということです。

それも "国宝級" とも揶揄される完璧なクオリティのウィッチウェイが得意なダンサー "REI(GOGO BROTHERS)" その人が華麗なまでのウィッチウェイを披露しているので、ロックダンサーでなくとも一見の価値ありです。

今回のコラムでウィッチウェイやロックダンスに興味を持っていただけたなら、THE LOCKERSの映像は勿論ですが、その(RE)PLAYのMVもぜひチェックしていただければ幸いです。ダンスや振付は勿論のこと、楽曲や三浦大知さんの歌の表現も言うまでもなく大変カッコいいです。

いつの間にか三浦大知さんの宣伝のようになってしまいましたが、ロックダンスを知っていただける大変貴重なキッカケとなれば何よりです。

 

フルーキーとWHICH-A-WAY・ダンサーキャスティング専門ゼロクリエーションのダンスコラム

 

 

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