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LOCK DANCEの動き〜番外編〜

公開日:2021年07月14日(水)

LOCK DANCEの動き〜番外編〜

ロックダンスのベーシックな動きをじっくりと解説していく【LOCK DANCEの動き⑥】というコラムの中で "日本では長く、スクーボットのことを「クロスバンド」と呼んでいる人がほとんどでした。(中略)理由や起源は明らかにはなっていません。" という記述をしました。

今回はロックダンスの動きそのものの解説ではなく「同じ動きでも呼び方が複数ある」ということに着目し "番外編" として分析していきたいと思います。


●ムーブの呼び名あれこれ
では実際、呼び方が違っていたり認識が変わっていったものにはどんなものがあるのでしょう?日本で呼ばれてきた名称(カナ表記)と後に海外から入ってきた呼び名(英語表記)を、筆者の知る限りではありますが書き出してみます。

・キックウォーク/PIMP WALK
・クラップ/(GIVE YOURSELF) FIVE
・ドラム/ダイス/ノック/PACING
・ロッカーズステップ/WAITING/6 STEP
・クロスハンド/SCOBOT/SHUFFLE
・スクーバー/SCOBOT HOP
・トゥエル/TWIRL/WRIST ROLL
・ロックステディ/LEO WALK

すぐに思いつくだけでもこのくらいあります。面白いような、ややこしいような…。ではこのように呼び方の違いが生まれてしまったこの事象には、どういった理由や背景があるのか、考察していきます。


●事象の考察
この事象については、いくつかのパターンや事情があるようなので、思いつくものを並べてみます。

①オリジネーターらの伝達が曖昧だった
②わからなかったので日本人が暫定的に名付けた
③時代を経て変更や修正があった
④情報不足(ネットなどが普及してない)だった

他にもありそうですが、今回はこの4つのパターンに絞って検証してみたいと思います。

・①のパターン
謙虚な人が多い日本人とは違い、アメリカ人の特性として「自分がこれを考えたんだ!」という主張をハッキリと出来る人が多い傾向にあるようです。それ自体はとてもいいことですが、複数人が別の主張をしたらどうでしょうか…

例えばあるステップを生み出したダンサーが「これは俺が創ったから○○という名前にしよう!」と言います。当時の④の事情もあり、広いアメリカでは正しく伝わらなかったのでしょう。そこで【同じような動きでも、別の地域や年代で違う名前で伝わってしまった】ということが起きても不思議ではありません。

日本で「クロスハンド」という呼び名が広がったのも実際アメリカのダンサーがそう言っていたからかも知れませんし、オリジネーターでも「SCOBOT」と言う人もいれば「SHUFFLE」と呼ぶ人もいます。動きに何か違いがあるのかも知れませんが…(残念ながら筆者には大きな差異は感じられません)

ロックダンスのオリジネーターと言えば "THE LOCKERS" がその筆頭です。彼らが来日してワークショップ(特別レッスン)を行った際に参加された先輩ダンサーに聞いた話によると「あるメンバーが "これはこういう動きだよ" と説明しだすと "いや俺はそういう風には踊ってないよ" と別のメンバーが口を挟んで、レッスンが少し停滞したりしていたよ」という事があったそうです。

上記の話からも、名称や動きについて①の状況は多分にあったのだろうと考えることは矛盾しないと思います。

・②のパターン
「手を交差してるからクロスハンドだね!」「キックして歩いてるからキックウォーク」「ロッカーズがよくやってるからロッカーズステップということにしよう」など、チームで練習したり誰かに教える際に便宜上、仮につけた名称が定着し、口コミで日本国内に広がっていったものもあるようです。

「クラップ」はそのまま手を叩くことを意味する単語でわかりやすいですし、「ドラム」はドラムを叩くように、「ダイス」はサイコロを手の中で振るように、「ノック」は扉をノックするように…という、連想しやすいネーミングがつけられることで広まりやすかったという側面もあると推測されます。

2004年に発売された映像作品【OLD SCHOOL DICTIONARY】にて、それらの動きについてオリジネーターらの呼び方が明らかになりました。

・③のパターン
②の派生にもなりますが【英語の発音を聞き取れなかった・スペルを正しく読めなかった】という問題もあったのではないでしょうか。"SCOBOT HOP" はカタカナで表すと「スクーボットホップ」となりますが、ネイティブな発音風に書き表そうとすると「スクバーハッ(プ)」となります。後半の方が聞き取れず「スクーバー?」と認識してしまったとしても責められないでしょう。「トゥエル/TWIRL」も似たようなパターンでしょう。そういった英語の誤認などが改められ、呼び方が修正されていったものもあるようです。

「ロックステディ」については前述の【OLD〜】内にて「LEO WALKと呼んでほしい」という旨が語られました。

・④のパターン
最終的にはここに集約されてしまうのかもしれません。時代の特徴でもありますが、情報伝達がスムーズでなかったからこそ、新しいムーブが生まれたりユニークな名前をつけたりと自由さがあったとも言えます。逆に今は情報が有り余るほど豊富です。個々が見極め取捨選択し、次世代へ伝承していく必要があるのかもしれません。


●まとめ
結局のところロックダンスのムーブにおいて大事なのは名称よりも、由来や大事にすべきもの(ノリや表現、リズムやフレーバーなど)であり、何より【楽しんで踊ること】ではないでしょうか。

基礎は基礎として身につけた上で、自分なりに咀嚼したり遊んだり味付けしたり、それを互いに認め合ったり高め合ったりしていけたら素敵ですね。

今回解説できなかったムーブについてはまた後日のコラムでお話ししていきます。

 

 

 

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