コロナ拡大中の最新メディア業界事情での様々なケース
公開日:2021年08月10日(火)
「コロナ拡大中の最新メディア業界事情での様々なケース」
昨今、コロナの変異株が猛威を振るい東京の1日の感染者人数は5000人前後と爆発的に拡大しています。
このままでは1カ月後には1日の感染者は10000人になるだろうと言う試算も出ております。
去年の一番最初の緊急事態宣言の時は感染者300人前後で学校なども休みにしたり、メディア業界も完全に制作、撮影はSTOPしていましたが、現状、名ばかりの緊急事態宣言が施行されてはいますが社会は通常通り回っている状態です。
こうなると給付金なども支給した最初の緊急事態宣言は何だったのだろう・・・と思ってしまいますが、オリンピック、パラリンピックが終わるまではこのままなのでしょう。
パラリンピック終了後には今まで以上に重い政策が導入されるとは思いますが・・・
さて1日の感染者が5000人前後にも関わらず通常通り世間が回っていますので至るところでコロナ感染者が出てきていますね。
最初のころは友達の友達がコロナになったくらいでしたが、いよいよ直接の知り合いにもコロナ感染者が続出してきたこの頃です。
最近関わらせて頂いたメディア案件でもコロナ感染者が出てきていて対応に追われています。
直近のメディア案件でのコロナ事情に触れてみましょう。
ケース① リハーサル中にコロナ陽性者
某アーティストさんのMV撮影リハーサル中にバックダンサー1名が陽性であることが判明しました。
リハーサルはマスク着用、換気も充分行っていたにも関わらずリハーサル参加していたダンサーの何名かがコロナ陽性が出てしまいました。
このMVの撮影は一旦中止、撮影は無期限延期になりました。
このようなケースでは制作サイドからすると撮影本番はしていないから本当はギャラは支払いたくない、しかしダンサーサイドからするとリハーサルは参加してるし本番の日程を押さえていたと言う主張があるのでキャンセル料金などの支払いに以外と難航してしまいます。
制作側は元々予算が少ないのにPCR検査代金などが余計にかかるので当初の想定している経費よりも費用がかかるのでキャンセル料の支払いも渋いですが着地点としては出演料の半額が妥当でしょう。
ケース② 出演後にコロナ陽性者
某テレビ番組の撮影した翌日に当日出演者内にコロナ陽性者が判明したケース
こちらはすでに撮影が終わった後に出演者にコロナ感染者が出てしまった場合になります。
撮影自体は終えてるのでギャランティは通常通り発生します。
しかし撮影参加者は全員がPCR検査を受けなければいけません。
当然PCR検査費用は制作側が負担してくれます。
そのような場合は必ず領収書をもらってください。
制作の指示でPCR検査をしても領収書をもらい忘れると費用が出ないので注意してください。
また領収書の宛名は必ず確認して記載してもらってください。
自己判断で勝手に所属事務所の名前で領収書を記載してしまい制作会社の名前でないので費用が出ないというミスをする方が一定数いらっしゃいます。
特に若い人は領収書をもらう機会が少ないので要注意です。
ケース③ 舞台やミュージカルなど1ステージ単価の中でのコロナ感染
舞台やミュージカルなどの場合はグロスで幾らというパターンと1ステージの単価が幾らというパターンがあります。
グロスの場合は何日か出演出来なくてもギャランティは変わらないかもしれません。(契約内容にもよるので一概には言えませんが)
しかし1ステージ毎の単価であれば休演すればするほどギャランティが減っていきますね。
2週間も休めばギャランティは大違いです。
しかも公演内でクラスターなどが発生した場合はその公演が丸ごと中止になることもあり得ます。
またダブルキャストの場合は1人がコロナになっても大丈夫かもしれませんがシングルキャストの場合は・・・想像するだけで恐ろしいですね。。。
単発の仕事と違って長いリハーサルを必要とする舞台やミュージカルはそうそう代役も探すというのも簡単ではない為、最も注意したいところです。
ケース④ 以前コロナになったことがリハーサル中に判明した場合
こちらは特殊なケースになりますがもしあなたがコロナになってしまってそれが完治した後にメディアの仕事をする場合についてです。
あるダンサーがコロナになりましたが保健所からの自宅療養期間を守りその後にメディアの仕事を受け合格しました。
リハーサル中に現場でPCR検査をしたらなんと陽性反応が出てしまいました。
しかしコロナ感染後、療養期間が終わって他人に感染させる恐れがなくてもPCR検査をすると死滅したコロナウイルスを検査で拾ってしまうためその後1カ月程度にPCR検査をすると養成反応が出てしまうそうです。
これを「偽陽性」というらしく今回筆者も初めてしったのですがもうコロナは治っていてもこのような反応が出てしまうそうです。
このダンサーは「偽陽性」だったのですが制作側が「少しでも疑わしい場合は困る」とのことで合格したにも関わらずメンバーから外されてしまいました。
このケースでは直近でコロナになっていたことを申告しなかったことも問題とされました。
しかしダンサーは保健所からの療養期間を守っていましたよね。
無用なトラブルを避けるためにもコロナになった場合は申告をする方がいいのかもしれません。。。
でも「コロナだった」と言えば選考から外されてしまうと思いませんか!?
実際に直近でコロナになったと申告すれば敬遠されることは否定できません。
しかし、コロナが完治して「偽陽性」反応が出る可能性がある1カ月前後は「何日にコロナになり何日に隔離期間終了しました」と申告する方が無難かと思われます。
合格後の検査で外されてしまってもこのケースではキャンセル料は支払われませんので。
場合によっては偽陽性反応が出たことにより更なる他の出演者のPCR検査費用を請求されてしまう可能性もあるので・・・・
如何でしたでしょうか?
最新のコロナ事情に触れましたがあなたのすぐ傍までコロナの脅威が近づいています。
コロナが収束するまでは、感染しないようにまた感染させないように対策を立てながら上手にコロナと付き合いながら生活するしかないのです。
完全にメディア業界がロックダウンなどによりSTOPしないことを願います。

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