急増してる「ダブルスタンバイ」の需要とそのケースについて
公開日:2021年08月21日(土)
急増してる「ダブルスタンバイ」の需要とそのケースについて
コロナ感染者の人数が東京では毎日5000人前後の報道が当たり前になってきた昨今ですが現状メディア撮影に関しては動いている状態です。
しかし、ながらこの感染者の人数なので撮影に際しては、もはやPCR検査が必須となってきております。
PCR検査をせずに万が一現場でクラスターなどが起きてしまってはクライアントや出演者などに多大な迷惑をかけてしまうことにるので当然と言えば当然です。
最近のメディア案件には以下のような記載があります。
↓
・直近2週間で新型コロナウイルスに感染された方や
感染者と濃厚接触にある方のエントリーはお控え下さい。
・現場では感染対策にご協力頂きますので予めご承知おき下さい。
さて、あなたがCMやMVなどのメディア案件に採用されたとします。
撮影日に向けてPCR検査を行うのですが撮影参加決定者が全員陰性であれば問題ないのですが、これが以外と直前の検査で1名くらいは陽性が出てしまうのです。。。
これが前日に発覚したパターンが弊社でも2件立て続きまして、その対応に右往左往しましたが・・・
このような事態を避ける為に、万が一陽性者が出てしまった時の緊急措置として最近では「ダブルスタンバイ」が用いられるケースが多くなってきています。
「ダブルスタンバイ」とはどのようなものでしょうか?
「ダブルスタンバイ」は簡単に言えば「補欠」のようなもので決定者に何かあった場合はダブルスタンバイの方が繰り上がりで撮影に参加してもらうことになります。
逆に何もなければスケジュールはバラしになります。
通常メディア案件のダブルスタンバイは例えば男女4名づつダンサーが採用されている案件ならば男性と女性でそれぞれ1名がダブルスタンバイとして用意されます。
ダブルスタンバイのパターンとしては・・・
①前日の夜まで待機していて問題がないのでバラシになるケース
②当日現場まで行き、その日に出演者が体調に何も問題なければ集合してバラシになるケース
③当日現場まで行き、その日に出演者が体調に何も問題ないが万が一に備えて撮影が終わるまで現場にいるケース
上記3パターンがあります。
基本的には上記のパターンの内、①が圧倒的に多いパターンです。
ダブルスタンバイの方は前日の夜まで自宅で待機していて制作や事務所より決定者にPCR検査の結果連絡があり、問題がないのでバラシになるケースです。
この場合は連絡があるまでは撮影本番のスケジュールをもちろん押さえておく必要があります。
スケジュールを押さえられているのでギャランティはもちろん発生するのですがギャランティの目安としては出演ギャランティの30~50%程度が相場になります。
ギャランティが2万円だとしたら大体6000~10000円が目安になります。
万が一、出演決定者が陽性反応が出てダブルスタンバイの方が繰り上がった場合はもちろん100%のギャランティとなります。
②のパターンは①よりさらに制作が念を入れているパターンです。
ダブルスタンバイの方は当日現場まで行き、その日に検温や抗原検査キットで検査して、出演者が体調に何も問題なければ集合して30分~1時間程度でバラシになるケースです。
当日現場までは行くのですが集合してすぐにバラシになります。
この場合のギャランティは出演ギャランティの50~100%になります。
制作によっては100%の場合もあるので出演は残念ながら出来ませんでしたがある意味ラッキーではありますね。
③のパターンはどちらかと言うとコロナのダブルスタンバイと言うよりはスタントや体力勝負の過酷な現場で用いられるケースが多いです。
当日現場まで行き、その日に出演者が体調に何も問題ないのですが、例えば夏場の外でのロケやクーラーの無い現場で出演者が倒れてしまうなど万が一に備えて撮影が終わるまで現場にいるケースです。
このパターンは出演こそしませんが現場に終日いることになるのでギャランティはもちろん100%発生いたします。
しかし、このケースですがコロナ禍でも一度ありました。
その現場は出演人数が多く、なんと4日間通しの現場でしたのでいつ誰がどうなるか分からないという万が一の可能性に備えて常にダブルスタンバイのダンサーも帯同していました。
フォーメーションもかなり緻密な現場だったので、もし、誰かがいなくなったとしたらダブルスタンバイのダンサーは青ざめていたことでしょう。
振り付け自体はもちろん覚えていますがフォーメーション移動などはその立ち位置に実際に入らないと分からないので相当大変なのは目に見えてます。
幸い何事もなく無事に本番を終える事が出来たのでホットしました。
さて、ダブルスタンバイには上記のように3つのパターンがありますが、もしあなたがダブルスタンバイだったとしましょう。
撮影日には例えば覚えていかなければならない振り付けや台詞があったとして、「どうせダブルスタンバイだからバラシになるだろう」と高を括っていてはいけません。
直近のケースではダブルスタンバイの人の方がむしろ稼働率が高いくらいです。
前日の夜中に慌てて振り付けを覚えたりする必要のないように!
またダブルスタンバイとは言え、決定者と同様の働きが求められます。
稼働するかしないかは関係なく最低限、覚えなければならないものは覚えましょう。
それがプロフェッショナルと言うものです。

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