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「エキストラの秘密と不思議」

公開日:2021年09月28日(火)
「エキストラの秘密と不思議」
 
先日もエキストラにまつわるコラムを書きましたが本日はエキストラに関する秘密と不思議についてお話したいと思います。
それではまずエキストラの秘密についてのお話です。
 
秘密と言ってもそんなに大袈裟な話と言う訳ではありません。
まず皆さんはエキストラの経験はありますでしょうか?
メディア経験のある方であれば少なくても1度や2度の経験はあると思います。
筆者も若い頃はCMやテレビの現場にエキストラとして参加したものです。
読者の中には「俺はエキストラならやらないよ!」と言う人ももちろんいると思います。
それはそれで決して間違いではありません!
仕事を選んで良い仕事や自分の興味のある仕事のみを受けるというスタンスも正解です。
しかし、このような発言をしている人はある程度、経験値を積んでたくさんの仕事をこなしてきた立場の人が発するべき意見です。
もしあなたが現場経験もほとんどない、現時点では特別秀でたスキルを持っている訳でもない新米さんならどうでしょうか?
経験もスキルも持ち合わせていない新米さんが「俺は絶対にエキストラなんてやらないんだ!」と言うならばかなり痛い人かよほどの大物です。
そのような人が大きな役でいきなり抜擢されるようなことは基本的にはあり得ません。
やはり小さな仕事でも何でもある程度の数はこなしていることは大切です。
 
それではエキストラをやる意味とは何でしょうか?
エキストラをやりたくないと言う人の最大の理由はその「ギャランティの安さ」ではないでしょうか?
例えば10時間拘束されてギャランティが3000円だとします。
時給幾らだよ!?と言う話ですね。
普通に時給900円のアルバイトでもしてる方がよっぽど割が良いですよね(笑)
金額にするとそうなのですがエキストラを経験することの意義は他にあるのです!
 
①現場感を養う
CMやテレビなどメディアの撮影には独特のマナーやルールがあります。
撮影の時のカメラに自分の出番じゃない時は写りこまないようにとか、立ち位置やテンポ感、待ち時間が長いことなど、現場の空気感に慣れていないとやはり素人感が丸出しになってしまいます。
現場慣れしていること、これがないといざ、良い役をもらったとしてもアタフタしてしまい良いパフォーマンスは出来ないでしょう。
内々の話ですが制作から「エントリー頂いた候補者の中から10人に絞ったのでこの中から現場慣れしているダンサー6名を事務所側で決定してください!」などと言われるケースは多々あります。
そんな時にはやはり経験値が高い人は信頼度が高いので芸歴が少ない人は不利になってしまいます。
 
②芸歴を増やす
エキストラも立派な芸歴です。
例えば何かの選考の最終候補に残っていたとして2人のうちどちらか決定になりますと言う時があったとします。
Aさんはプロフィールに書ききれないほどの芸歴があります。
しかしBさんは芸歴が数えるくらいしかありません。
そんな時にどちらが選ばれるかというともちろん現場経験豊富なAさんが選ばれるのは自明の理です。
AさんBさんがどちらも同じくらいの魅力でスキルだとしたら100%芸歴の多いAさんが決定となります。
先程も書きましたが芸歴の多さは信頼度の高さに繋がります!
「ダンサーなんだからダンスが上手ければいいでしょ?」と思うかもしれません。
もちろんダンサーはダンスが上手いに越したことはありません。
しかしCMでもMVでもどのメディア案件でも必ず最初に書類選考があります。
 
書類選考の時に見られるのは、
・その時の求めてる撮影のニーズにその人物が合っているか|
・スケジュールはOKか
・芸歴はどの程度か
が要素として大きいです。
 
あなたはプロフィールに記載できるような芸歴はほとんどありませんが実際に踊ったらめちゃめちゃ上手だったとしても大概は書類選考で落選となることが多いでしょう。
書類選考で落ちるとオーディションに行ってあなたの自慢のダンスを披露する前に残念でした・・・となってしまうので非常に勿体ないです。
 
なので若いうちはエキストラでも何でもとにかく芸歴を増やしておくことが非常に大事です。
エキストラの仕事をすることの一番の意味はお金をもらう事ではなく芸歴を増やすことにあります!
若いうちにたくさんの仕事をして経験を積んで芸歴を増やしておくことは後々20代後半や30代になってあなた自身に非常に有利に働くことは間違いありません!
この頃になって初めて「俺はエキストラなんてやらないよ」と言うスタンスであるのは問題ありません!
 
 
次にエキストラの不思議について。
エキストラのギャランティは2000円~8000円くらいの金額です。
テレビ、ドラマ、映画の単価は2000円~4000円
MVは3000円~5000円
CMだと3000円~8000円
とエキストラでも媒体によって単価に差があります。
また特殊なエキストラ、例えばスキンヘッドやアフロの人などレアなキャラクターの場合はエキストラでも15000円や20000円などのケースはありますがほとんどが2000円~8000円の範囲になります。
同じ案件でもダンサーエキストラの場合は一般のエキストラよりは1000円~3000円程度は高く設定されていることが多いです。
 
ここで筆者も業界長いのですがどうしてなんだろう?
といつも思っている点があります。
それはエキストラは1日の単価が例えば4000円だとして2時間で終わった人も10時間現場にいた人も金額が変わらないと言う事です。
これは元々例えば18:00終了予定で一部の人はこの後そんなに人数必要ないから帰っていいですよ~と言われ巻きで終わった人と予定の時間まで残された人がいると言うのは全然納得なのですが、香盤が出てエキストラの役割が割り振られた時点で全然終了時間が最初から違うと言う事が多々あります。
 
例えば若者役のエキストラさんは10:00集合で13:00解散
片や新聞記者役は8:00集合で20:00解散
拘束時間の差は9時間もあります。
でも同じ4000円て酷くない!?といつも思ってしまいます。
これはそういう業界だから・・・と言う事以外に理由はありません。
でも、そんなに差があるならギャランティにも差をつけてあげた方が良いのにな~と、いつも思っていますがなぜか同じなんですよね~。
業界全体がこうなので今後変わるかどうかは疑問ですが真っ先に変わってほしいのこの点ですね!
せめて1000円でもいいから拘束時間が長い人にはギャラをアップしてほしいものです。
 
 
エキストラの秘密と不思議・ダンサーキャスティング専門ゼロクリエーションのダンス業界コラム 
 
 

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