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それぞれのレベルに合わせた振付 - ダンサーキャスティングCM振付師依頼|ZERO CREATION

COLUMN

それぞれのレベルに合わせた振付

公開日:2021年10月03日(日)

それぞれのレベルに合わせた振付~振付の意識 -LOCK DANCE- part3

 

ダンスについてのさまざまな内容をお伝えするこのコラムですが、今回はロックダンスの振付について、筆者なりのこだわりなどをお伝えできればと思います。【振付の意識 -LOCK DANCE-】と銘打ったコラムは既に2本掲載させていただいていますが、その中では「どういった方向性で振付を考える必要があるのか」「こういう場合や都合があるので注意しましょう」というような主旨のお話しかしていませんでした。振付自体は人それぞれの感性や知識・技術などによって千差万別で正解も間違いもありませんので、あえて言及することもないかなと思っていたからです。

ただ、それでは「具体的にどんな振付をすればいいのか」という点が伝わらないのではないかと感じたため、今回は詳しく書いていきたいと思います。


◆ロックダンスの振付
このシリーズのコラムでは、既に下記の2項目についてお話してきました。

①ロックダンスのレッスンをする時
②ロックダンスでショーケースを創る時

振付を創る時に考えるべき要素や条件などについてはそちらのコラムを併せて読んでいただければ幸いです。今回はそれを踏まえた上で、実際どんな振付をしているのかレベル別に書き出していきます。動きの特徴などがわからない方は当コラムの【LOCK DANCEの動き】シリーズをご確認ください。


●入門
読んで字の如く、ロックダンスやストリートダンスを一度も踊ったことがない人がレッスンを受けに来ます。ですので、なるべく動きを少なくし「順番や大体の形を、音楽やみんなに合わせて踊れる」ような振付を目指します。1×8の流れの中身の一例を挙げていきます。

・右ポイント、戻す、左ポイント、戻す、両手あげる、下ろす、LOCK、待つ
・右トゥワル、戻す、左トゥワル、戻す、両手トゥワル、下ろす、LOCK、待つ
・スクービードゥ(もしくはスキーター、スクーボット、ストップ&ゴーなどの4カウント1セットの基礎ムーブ)を2回繰り返す
・2カウントずつ、ポーズをする(ポイント、ナイフ、ギブユアセルフファイブ、ロックなど)

入門クラスに来る人は、鏡や人の前で踊るのも初めての人も多いです。プレッシャーの少ない、簡単に理解しやすいものを少しずつ教えていきましょう。


●初級
スタジオによっては、入門クラスと同義語だったり、いつのまにか熟練メンバーばかりになっていたりしますが、今回は「入門以上、中級未満」という定義で話を進めていきます。こちらも振付の一例を挙げます。1×8で行うという想定です。

・右ポイント、左ポイント、両手ナイフ、LOCK。右ポイントを素早く2回、左ポイントを素早く2回、両手トゥワル、LOCK
・右トゥワル、左ポイント、左トゥワル、右ポイント、ナイフ、ダブルロック、両手トゥワル、LOCK
・スクービードゥなど基礎ムーブを1回やり、2回目は応用のバリエーションにする。リズムや向きなど、アレンジを効かせる
・ロックステディやウィッチウェイなど、少し複雑な動きも多用する

入門クラスよりは出来ることが増え、振付も創りやすくなりますが、基礎を並べただけでは満足出来ないこともあるので、生徒さんの様子を見てコレオグラファーの工夫やセンスが求められるようになります。


●中級
基礎の動きはほぼマスターした上で、少し複雑な動きもできるようになってくると、一例を挙げるのも難しいほど細分化されていきます。ここでは1×8の流れは気にせず書き出していきます。

・ポイントのニュアンスを変える。緩急や強弱をつけたり、連続で細かく行ったり、出し方を工夫する
・トゥワルのニュアンスを変える。スローにしたり、連続でくるくる回したり、いろんな位置で回したり
・ロックのニュアンスを変える。強く止める、弾いて次の動きに繋げる、ロックへの入り方を工夫する、ロックの腕の形をキープしつつ違う動きにする、
・スクービードゥなどの基礎ムーブも、シルエットや音の取り方やアクセントの付け方を工夫したり、他のムーブと混ぜるなど、オリジナリティを意識する
・ソウルやハウスなど、他のジャンルの動きや音の取り方も取り入れてみる
・技や小道具を組み合わせる。スクーボットホップからの側転や、シフトからのゲッダンなど。バンダナは、スクーボットやストップ&ゴーなどの基礎の動きの中で、ペアで受け渡しなどをすると大変効果的
・捻りすぎず、シンプルな基礎ムーブも混ぜる

ちょっとした動きにもこだわりやアレンジが欲しいところです。その中にもしっかりと基本の動きも混ぜていくとメリハリがあってよい振付になると思います。同じ基礎でも、ある程度経験を積んだ人の動きにはグルーヴや説得力が加わっていきます。


●例外
いろんなレベルのメンバーがごっちゃになっているクラスや作品もあります。そういう時こそ振付師の腕の見せ所です。

・ユニゾンはシンプルに合わせやすく
・レベル別にパート分けやソロの分量などを考える
・出ハケもうまく使い、初心者に負担をかけすぎないよう気をつける
・上級者には、振りを一部考えてもらうなどして充実感を得てもらえるよう配慮する

入門から例外まで、いずれの場合も、参加者と振付師の需要と供給のバランスや、技術やセンスの認識の一致、コミュニケーションなどを大事にしつつ、達成感や充実感のある振付ができたら最高ですね。

次回へ続きます。

 

 

 

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