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COLUMN

ロックダンスでコンテストに挑戦する時

公開日:2021年10月06日(水)

ロックダンスでコンテストに挑戦する時~振付の意識 -LOCK DANCE- part4(前編)

このコラムでは、ロックダンスの振付をする時に意識している点、意識した方がいい事などについてお話ししていきます。今回は特に「ロックダンスでコンテストに出たい!」という方々に少しでもいいヒントになれば幸いです。


◆ロックダンスを振付する、そのパターン
前回と重複しますが、ロックダンスの振付が必要な場面をまとめて挙げておきます。

①ロックダンスのレッスンをする時
②ロックダンスでショーケースを創る時
③ロックダンスでコンテストに挑戦する時
④TVやCM、アーティストへの振付でロックダンスを求められた時

大体この4つのパターンになります。前回までは①と②までの内容についてお話ししました。それについての情報を知りたい方は、よろしければ以前のコラムをお読みください。今回は、③の内容について詳しくお話ししていきたいと思います。


●ロックダンスでコンテストに挑戦する時
レッスンである程度基礎を身につけ、自信もつき、気の合う仲間と更に高みを目指す、といった段階で「コンテストに出て結果を出したい!」という目標が生まれてくるのは自然な流れだと思います。しかし、レッスンで習ったままの振付では群雄割拠のコンテストでは勝ち残れません。

先生(インストラクター)の振付はとてもいいものだとしても、あくまでも他人の振付なので、自分の感性や技術などの積み重ねから生まれたものを大事に作品を作っていった方が、本番での審査員や観客へ伝わるものが俄然変わってきます。自分で悩んだり楽しみながら生み出した振付で全力で踊る方が、より気持ちが入るダンスとなって感動を呼ぶことが多いのではないでしょうか。

それにレッスンでは、フォーメーションを組んだり構成や移動を含んだ振付はあまりないです。ですので、振付のヒントやセンスは盗みつつ、構成や演出などは自分たちで見つけたり磨いていく必要があります。

ではどういったところに着目していけばいいのでしょうか。筆者なりに書き出してみます。

①振付
基本的な事ですが、やはり音楽に対して、どう振りをつけるか、どういう流れでダンスしたら気持ちいいかなどを考えます。例えば、前半で全力を出し切ってしまい、後半に面白味のない振付や体力の切れたダンスが来たら、見ている方は残念な気持ちになりますね。逆に、終始山場がないのもよくありません。漫才などでもそうですが、最初はわかりやすく、徐々に独自性を見せ、最後に締めるという流れはオーソドックスですが重要な考え方の1つだと言えます。

コンテストの審査員は何チームも、何十チームも作品を見て、どのチームが光っていたかを見極めます。ですので、限られた制限時間(2〜3分)の中で「このチームはここがすごくよかった!」「ここはあの特徴があるチームだよね」と唯一無二の印象を持ってもらうことが結果に繋がってくるのです。

よくあるメソッドとしては【起承転結を意識する】とよいと言われています。序盤の流れから勢いを増していき、中盤で一旦ガラッと印象を変え、最後に締める、ざっと言うとこのような形です。経験値が増えてきますといろんな作り方や攻め方が出来る様になりますが、初めのうちは凝りすぎず、見やすい作品を作って慣れていきましょう。

振付としては、序盤はシンプルに勢いを出せるもの、中盤ではそれまでと違う要素のもの。終盤ではまた勢いよく「バシっ!」と決まるもの、というイメージでしょうか。あまり具体的ではありませんが、確実にこれなら勝てる、というものではありませんし、それぞれの解釈があると思うので、ここではこの程度の表現に抑えさせていただきます。


②構成
【起承転結】も構成の1つと言えますが、ステージ上の動きや流れについてのことを言います。例えば、どんなにうまいダンサーのいるチームでも、ほとんどフォーメーションの変化や移動がなく、ユニゾンばかりの作品では見ていても面白味がありません(それを凌駕するほどのセンスやテクニックがあれば別かもしれませんが)。

ここでもやはり起承転結を意識します。最初は作品の雰囲気を演出する大事な部分なので、真ん中でいきなり踊り始めようか、両サイドからゆっくり入ってこようか…など作品に合ったスタートの仕方を考えます。次にユニゾンやソロ、パート分けなどをしながら、移動も混ぜたりしてお客さんの目線も移動させることで、見ている方は「面白い、楽しい、もっと見たい」と感じます。

中盤ではダイナミックなアクロバット技や、細かい音ハメをきっちり合わせたり、逆に一気にローな雰囲気に持っていったり「あれ!これまでと違う魅力も出してきたぞ…幅があってすごい」という印象を持たせたいです。ラストは得意な動きや大振りなどで一気に決めにいくパターンが多いです。中央に固まってポーズしたり、ステージ前方に一列に広がり圧をかけたり、さっとハケるなど、自分たちの世界観に合ったラストを考えましょう。フェードアウトはあまりオススメしません。終わりが曖昧で、拍手したり盛り上がったりしにくいためです。(あくまでも個人の見解です)

 

次回【中編】へ続きます。

 

ロックダンスでコンテストに挑戦する時・ダンス専門事務所ZERO CREATIONのダンスコラム

 

 

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