ロックステディとスニークピーク
ロックステディ(ROCK STEADY)とスニークピーク(SNEAK PEAK)~LOCK DANCEの動き.11 腰の動き特集②
ロックダンスのベーシックな動きについて詳しくご紹介させていただいているシリーズです。その第11弾となる今回は、ロックダンスの数多ある動きの中でも、腰の動きをメインにしたものをいくつかご紹介していきます。まずは、そのムーブの名称をまとめます。
・ブレイクダウン(BREAK DOWN)
・ロックステディ(ROCK STEADY)
・スニークピーク(SNEAK PEAK)
・フットボール(FOOT BALL)
・ギター(THE GUITAR)
・ハンドボーン(HAND BORN)
上記のムーブの名前だけを見て全てのダンスを踊りこなせる方もそうでない方も、よろしければ以後の文章を一読していただければ幸いです。以前のコラム【LOCK DANCEの動き.11 腰の動き特集①】では一番最初に挙げた「ブレイクダウン」というダンスについてご紹介させていただきましたので、気になる方はそちらも併せてお読みください。
それでは今回も1つずつご説明していきたいと思います。
● ロックステディ(ROCK STEADY)
腰を左右に動かしてリズムを刻みながら、カニのように横移動するようなダンスです。以前書いた【フルーキーとLEO WALK(LOCKDANCEの動き④)】というコラムの中で、その名前の由来なども含めて詳しくお話ししていますが、動きの詳細の部分だけ今一度ご紹介しておきます。
①片足で横に一歩踏み出しつつ腰を同方向に動かす
②体重移動をしながら腰を反対方向に動かす
③反対の足を寄せながら腰を進行方向に動かす
(④繰り返す場合は寄せた方の膝を上げて準備)
こういった流れで、①〜③の動きを1、&、2のリズムで行います。言い換えれば、腰で左右にリズムを取りながら左右に歩行する動きとなります。「手の動きが多い」というイメージをされる方も多いロックダンスの中で、このロックステディというムーブは下半身をメインとする動きとなるので、そういった意味でも習得は必要不可欠であると言えます。
・左右のステップを "しない" バージョン
前述のとおり「ロックステディ=腰のリズムをキープしながら足のステップを使って移動する」という認識であるダンサーが多いと思いますが、ステップを使わずに腰のリズムをキープするスタイルもありますので、そちらについても解説したいと思います。前回お話しした「ブレイクダウン」にも似ていて、はじめのうちは混ざってしまう人もいるので、しっかりその違いを覚えて踊りわけましょう。
まずは姿勢と基本的な腰の使い方・リズムの取り方をご説明しておきます。足を肩幅に開き直立した姿勢で腰(骨盤)を左右にズラし、リズムをキープします。この時、ブレイクダウンのように上体が傾かないよう気をつけましょう。上半身は水平をキープします。
では実際の踊り方を下記に記します。今回は「1」を右打ちする(右腰を当てる)場合の解説です。左打ちの場合は全て左右反対になります。
①「1」カウントめで腰を右にズラす
②次の「&」で腰を左にズラした時、少し両膝を曲げます。
③「2」カウントめで腰を右にズラす。両膝をしっかりと曲げ、低い体勢にします。(ここが一番低い位置です)
④次の「&」では②と同じ動き・体勢になります。(③の位置から少し上がることになります)
上記の①〜④の動きを2カウントで1セットとして、大体の場合2〜4セットほど繰り返して踊ります。練習時は1〜2分ほどゆったりとした曲で踊って自然に踊れるようにしましょう。ひらがなの「く」の字を描くような流れでスムーズに動かしましょう。
腰のリズムのキープの仕方や、膝の屈伸を活用して上下の変化をつける見せ方は、まさにブレイクダウンと同じです。上体を傾けるか傾けていないか、簡単なようですが、明確に踊り分けられるよう反復練習してみましょう。
●スニークピーク(SNEAK PEAK)
先程ご紹介したロックステディと腰の使い方や膝を使っての上下の運動などは共通点があるダンスです。ただ、このスニークピークの動きには2つの特徴があります。
①下(膝を曲げ、重心を落とした体勢)から始まる
ロックステディの動きの流れでご説明した③の形から始まります。「1」カウントめが下で、「2」カウントめが上の位置で、同じようにジグザグにリズムをとります。
②腰のリズムをキープしたまま左右に体重移動をする
上記の、下から描く「く」の字のような腰の動きに加え、2カウントに一回、左右に重心移動をしてみましょう。両足は地面に着いたままで、頭を右足の上の方に移動させたり、反対に左の方に移動させたりします。
更に一番大事なニュアンスとして、スニークピークの名前の由来でもある【こっそり覗く】という仕草を取り入れて踊ります。おでこの辺りに片手を持っていき、遠くを覗くようにします。
腰のリズムキープ、体重移動、そしてニュアンスを表現する仕草、これらをミックスしてつつ、自然に踊れるよう練習してみましょう。
●最後に
今回は、腰を左右にリズムキープする2つの動きをご紹介しました。次回もこれらに繋がるムーブについてお話ししますので、練習してみてくださると嬉しいです。
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