フットボール(FOOT BALL)
「フットボール(FOOT BALL)」~LOCK DANCEの動き.11 腰の動き特集③
「ロックダンスで腰をメインに使うダンスと言ったら、どんなものがありますか?」そう聞かれたらあなたはどんなムーブを示すことができますか?ストリートダンスの中でも主なジャンルの1つ、ロックダンス(LOCK、LOCKIN')。その数あるベーシックな動きについて詳しくご紹介させていただいているこのコラムですが、今回も "腰の動きを使ったムーブ" にフォーカスを当てていくつかご紹介していきます。まずは、そのムーブの名称をまとめます。
・ブレイクダウン(BREAK DOWN)
・ロックステディ(ROCK STEADY)
・スニークピーク(SNEAK PEAK)
・フットボール(FOOT BALL)
・ギター(THE GUITAR)
・ハンドボーン(HAND BORN)
以前のコラムでご紹介したロック(THE LOCK)やキャメルウォーク(CAMEL WALK)も " 腰をメインとした動き " という分類に含まれそうですが、今回は割愛させていただきます。上記の「ブレイクダウン」「ロックステディ」それから「スニークピーク」というムーブにつきましては、この記事と同タイトルの【LOCK DANCEの動き.11 腰の動き特集】というコラムの①と②でそれぞれ詳しくご紹介していますので、そちらのムーブについての情報を知りたい方はご参照いただければと思います。
それでは今回も、ある1つのダンスをご紹介いたします。
● フットボール(FOOT BALL)
フットボールといえば、主にイタリア、イギリス、アメリカなどで発展してきたと言われる球技の一つです。その動きをイメージさせるような独特な腰の使い方をするのが「フットボール」というダンスです。では、どういった点が「独特」なのかご説明してまいりたいと思います。
・縦横無尽に動く腰
今回ご紹介するフットボールというムーブにおいて、前回までに登場した「ブレイクダウン」や「ロックステディ」のように左右にも動きますが、上下にも動かすという特徴があります。
まずは準備の姿勢です。両足を肩幅ほどに開き、直立してリラックスしておきます。ここまでは前述の「ブレイクダウン」や「ロックステディ」と大差ありません。腰を自由に動かすには最適なポジションなのかもしれませんね。それでは実際の動きの流れをご説明していきましょう。腰の動きは左右どちらもありますが、今回は右側の動きについてのみ解説します。(左側は、左右対称の動きとなります。)
①両膝を曲げ、真ん中に腰をストンと落とす
②その体勢のまま腰だけを右に水平にズラす
③腰を真ん中に戻し、①と同じ体勢になる
④両膝を伸ばし、最初の姿勢に戻る
上記の流れを「1、&、2〜〜」という感じのリズムで行います。文章でお伝えするのがとても難しいのですが「2〜〜」の部分のニュアンスがとても大事です。多くの場合、この動きを左右1セットで行います。ぜひYouTubeなどで動画を探したり、レッスンなどで出来る人に教わってみてください。
そしてこの「フットボール」にもさまざまなバリエーションが効かせられます。せっかくですので代表的な2つのパターンをご紹介したいと思います。
・上半身を使ったフットボール
先程ご説明した①〜④の動きの「腰」にあたる文言を「上半身」または「肩」と置き換えるような動きになります。簡単に説明しますと、直立から腰を落とし、上半身を横にズラし、戻すと同時に体を引き上げるような流れになります。オーソドックスな腰の場合と同様に「1、&、2〜〜」という感じのリズムで行うのは共通していますが、顔が動かず腰が横に動くのと、腰が動かず顔が横に動くのでは随分見栄えが変わってきます。フットボールを繰り返し踊る中でも、わかりやすい変化がつけられるのでオススメのバリエーションです。
・下半身も上半身も使う複雑なフットボール
今回お話ししたフットボールの2つのパターンを組み合わせた、言わば「全部のせ」という表現がしっくり来る動きをご紹介します。基本の姿勢や上半身・下半身の動かし方に変化はありませんが、タイミングとスピード感がとても重要になってきます。
①両膝を曲げ、真ん中に腰をストンと落とす
②その体勢のまま腰だけを右に水平にズラす
③腰を真ん中に戻しながら上半身を右に水平にズラす
④上半身を戻すと同時に両膝を伸ばし、最初の姿勢に戻る
上記の流れを「1、エ、ン、2〜〜」という感じのリズムで行います。文章でお伝えするのが余計に難しいのですが、通常のフットボールよりも複雑な分動きに迫力が出たり、音楽をより繊細に表現できます。
●あとがき
今回は「フットボール」というダンスについて詳しくご説明してみました。楽しく踊りこなしていただけたら幸いです。残りのムーブについてもまた別途記事を出したいと思います。
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