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COLUMN

「バーレスクダンスとは」

公開日:2021年12月08日(水)

「バーレスクダンスとは」

 

クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)が主演を務め、日本で大いに話題となった映画『Burlesque』。この映画によって、日本にはバーレスクダンスが大きく広がることとなった。彼女が映画内で歌って踊る楽曲の「Express」や、「Show me how you Burlesque」は瞬く間に話題となり、その曲を用いてバーレスクダンスをするダンサーが増えていった。また、アギレラ自身もバーレスクにもともと興味があり、バーレスクの世界観に共感を抱いていた、と語り、アギレラは、心から情熱を傾けられる作品に出たかったため、ようやく巡り合えたのがこの映画『Burlesque』であった。

 

そもそもバーレスク(Burlesque)の意味とは、①演技などで、大げさに誇張すること ②アメリカで19世紀から20世紀に服をはだけるパフォーマンスを入れたエンターテインメント、との2つの意味合いがあり、いわゆるバーレスクダンスは後者の意味合いが大きい。華やかなショーガールが出演するバーレスクは、1860年代から1940年代にかけてアメリカで人気となり、劇場だけでなく、キャバレーやクラブで上演されるものとなった。そのときに人気となったバーレスクダンサーが、Sally Randである。ダチョウの羽の扇を使用したファンダンスと呼ばれる演出や、大きな風船を用いたバブルダンスを得意としたダンサーであった。また、本来であれば、バーレスクではストリップティーズが必須とされる文化があり、音楽に合わせて服を脱いでいくというショーとして楽しまれた。ジプシー・ローズ・リー(Gypsy Rose Lee)というバーレスクの伝説的なスターの一人は、ストリップティーズの「ティーズ」の部分を強調し、ユーモアのある、ナチュラルなストリップスタイルを用いて人気を博した。ステージでのウィットにとんだ演出で、ミンスキーのバーレスクで4年間ダンサーを務めた。
さて、現在一般的に周知されているバーレスクダンスは、女性的なセクシーさを取り入れたダンスとして認識されており、ハリウッドなどでは衣服を脱いでいくような演出はあまり見受けられなくなったが、しかしながら、バーレスクの代表的なショーガールであり、ネオ・バーレスクと呼ばれる世代の「バーレスクの女王」とも呼称されるディタ・フォン・ティース(Dita Von Teese)は、ハリウッドの、ストリップをバーレスクから消すような姿勢とは相いれないと強く批判している。


また、ショーダンスの意味合いとして使われる「バーレスク」は、社交場のキャバレーで行われるショーダンスの演目の一つであり、他に「ポールダンス」と「ショーガール」と合わせて、三大セクシーダンスとして呼称される。
日本人のバーレスクダンサーでは、リタ・ゴールディー(Rita Goldie)が有名である。20歳でバーレスクショーの魅力にとりつかれ、翌年の誕生日にショーデビューとなった。彼女の代表的なショー作品は、クラシカルなバーレスクショーから、和装を用いた、花魁バーレスクショーなどがある。2010年のステージデビューから、チャリティーライブイベントや、雑誌の主催パーティ、ハリウッドでのバーレスクショーや、スペイン、韓国、ロンドンなど世界中で精力的に活動し、アーティストのMVなどにも出演している。2020年にはヨーロッパ最大のバーレスクフェスティバルである、World Burlesque Games2020オンライン大会にて、一般投票一位、翌年のBest of Burlesque2021オンライン大会にて、一般投票一位、プロフェッショナル部門一位となった。また、バーレスクデビューまでの完全サポートレッスンなども開催し、テキストや動画、対面でのレッスンを行い、後世のバーレスクダンサーの育成にも力を注いでいる。

 

さて、日本のダンススタジオでも「バーレスクダンス」を取り入れるところが多く、女性だけでなく男性も参加している人も少なくはない。バーレスクダンスを求めてレッスンに参加する人々の多くは「女性的な官能さ」をもってダンスを踊ることを目的とする。身体のラインの見せ方や、女性特有のシルエットが振り付けに重点的に組み込まれるため、レッスン内容は一般的なストレッチやリズムレッスンに始まり、ヒールでのウォーキング、や、映画の『Burlesque』でのパフォーマンスから椅子を使った振り付けなど多岐にわたる。また、主にジャズダンスがベースとなることが多いため、ジャズダンスの基礎レッスンを取り入れる講師も多い。ヒールを使わずに、裸足にて踊るパターンもあるが、他のダンスレッスンのようにスニーカーを使用して踊ることは少ないように見受けられる。
発表会などのステージでは、身体のラインがわかるような衣装や、舞台映えするメイクをはじめとし、大がかりな場面では人が入れるくらいのサイズで、水の入ったシャンパン・グラスを用いたセットを用意したり、身体が隠れるくらいの大きな羽根を使って演出をしたりする場合もある。それらを用いて、セクシーな振り付けだったり、観客を挑発したりと、女性ならではの演出でステージを彩るのである。

ダンスの一ジャンルとして人気となったバーレスクダンス。

ぜひ一度、挑戦してみてほしい。

 

 バーレスクダンスとは?ダンス振付会社ゼロクリエーションのダンスコラム

 

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