テーマパークダンサーになるための宣材写真、気を付けるべき5点
テーマパークダンサーになるための宣材写真、気を付けるべき5点
テーマパークダンサーになるための最初の関門が。「書類審査」である。テーマパークダンサーは大手であればあるほど倍率が高く、最初の書類審査で落とされる人数も非常に多い。その書類審査の合否に大きくかかわる宣材写真を撮るときに気を付けるべきことについて、記していく。
・髪型
・メイク
・服装
・表情
・ポージング
上記5点について、順に記していく。
まずは髪型である。
顔のバランスや表情がしっかりと見られるように、前髪はあげるか、左右どちらかにまとめたほうが良いだろう。前髪があることによって影ができてしまい、表情が暗く見えてしまうこともあるため、前髪はないほうがいいぐらいである。また、ヘアアレンジに関しては、基本的にまとめたほうがよい。特に、ポニーテールよりはシニヨンでまとめる人が多い傾向である。これはテーマパークダンスがバレエに基づいていることが多いため、バレエダンサーに近い髪型になる傾向が多い印象がある。シニヨンにできる髪の長さがないダンサーも、ショートヘアーの場合は逆にワックスで多少の動きをつけてもいいかもしれない。
次にメイクについて。
基本的に舞台メイクのような濃いメイクは避け、素顔がわかるようにナチュラルなものではあるべきだが、すっぴんに見えてはいけない。肌質を良くみせるため、下地やファンデーションはしっかりと塗り、マットよりはツヤのある肌のほうがテーマパークダンサーとしてはふさわしい印象を与えやすい。しかしながら、首と顔の色の差がありすぎないように注意が必要である。また、シェーディングやハイライトで顔の立体感はしっかりと見せた方が良いだろう。目元や口元はわかりやすいカラーを入れるよりは、肌に馴染む色を使った方が好印象である。チークや口紅なども、主張する色よりは、濃くなりすぎないような色味を選んだほうがいいだろう。特に赤いリップは顔から浮きがちになってしまうため、避けたほうが良いだろう。しかし、アイラインはきつくなりすぎない程度にはしっかりひいたほうが、写真で見た時に目をひきやすい。
次は服装である。
基本的にレオタードがほとんどであるが、まずは身体のラインがしっかりと見えるものでなければならない。肩や脚のラインなどが見えやすいように、パフスリーブやスカート付きのものは避けたほうがいいかもしれない。また、レオタードの色味によって与える印象が違ってくるが、基本的にテーマパークダンサーは明るい印象を与えるほうが好ましいため、ダークな色味のものよりは、明るい色味のものを着用したほうがいいかもしれない。個人によって似合う色が分かれるため、パーソナルカラー診断を活用するのも一つの手である。色によってそれぞれの顔の明るさが全く違うため、自身に似合う色を見つけた方がいいだろう。着てみたときに、服に目がいってしまう色よりは、着た時に顔に目がいく色が似合うとはされている。また、股上がハイカットのデザインのものは、脚を長く見せやすかったり、デコルテが開いたデザインは、首元がすっきり見えやすかったりする。デザインによっても与える印象が異なるため、よく吟味するべきである。
次は表情である。
大手のテーマパークには、テーマパークの名前をもじって『○○スマイル』といった表情の呼び方があるように、基本的には笑顔のものがふさわしいとされる。口角はしっかりとあげるが、目は笑いすぎると細くなってしまうので、目は開いた方が良いだろう。突然その表情を作ろうとしてもぎこちなくなってしまうため、写真を撮る前には表情の練習が必要だろう。普段よりカメラ慣れをするために、自分でセルフタイマーで撮影してみたり、友人に撮ってもらったりして、力まずにいい表情を作れるようにしたい。
最後はポージングである。
主に上半身と全身の写真が必要なオーディションが多いが、特に全身の場合は証明写真のようにまっすぐではなく、多少なりとも動きがあったほうが好ましい。ポートレートや作品撮りではないため、過度なポージングや作品撮りのような世界観を作る必要はないが、真正面に向いてしまうとのっぺりとした印象になってしまい、少なくともダンサーとしてはふさわしくないような印象を与えかねない。少しひねりを入れるだけで、スタイルがぐっとよく見えるため、全身がうつる鏡で、どのようなポージングがスタイルを良く見せるかの研究はしたようが良い。また、姿勢とスタイルをよく見せるため、どのようなポージングでも胸をしっかり張ることと、首を長く見せることは心がけるべきである。
写真は自分だけで判断せず、友人や先生などに見てもらい、他人から見てどう見えるか聞くのも、一つの手である。
倍率の高いオーディションに勝ち残る、第一歩の書類審査。自身の夢をつかむために、宣材写真一枚にも妥協をしない姿勢が、合否を分けるカギになるのかもしれない。
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