セッションとは!?~セッションを楽しもう!
セッションとは!?~セッションを楽しもう!
ストリートダンスに関するさまざまな内容をお伝えしているこのコラムですが、今回はタイトルの通り「セッションを楽しもう」というテーマでお話ししてまいりたいと思っております。前編・後編でお送りした【フリースタイルで踊ろう】というコラムの内容の続きになっておりますので、そちらも併せてお読みいただますと幸いです。
●セッションとは
音楽用語におけるセッションとは、複数の演奏者による合奏の意味があり、主にライブで即興で行われる場合に使われる言葉になります。ではダンスをする場面でのセッションとはどういう意味を表すのでしょうか。
①バンドさんの生演奏に合わせて踊る
特にロックダンスやソウルダンスなど、元々が生の楽器による楽曲(FUNK MUSICやSOUL MUSICなど)に合わせて踊られてきたものなので、そういったジャンルのダンサーがしばしば、生のバンドさんを呼んで演奏してもらい、即興で踊るショーケースを行う場合があります。もちろん曲の雰囲気やビートのパターン、構成や流れなどは事前に打ち合わせをする場合が多いと思いますが、実際の演奏や踊りの掛け合いは、プレイヤーのレベルが高ければ高いほど即興性が高くなり、また同時に、エキサイティングでハイクオリティなものになって盛り上がります。
逆にバンドさんのライブが主体のイベントに、数分だけダンサーが参加させてもらう形のセッションもあります。内容は同じようなスタイルになります。
②ダンサー同士のセッション
今回の主題はこちらの場合です。なかなか生演奏でセッションを経験することは容易ではありませんよね。ですが、ダンサーとダンサーのセッションであればすぐに実現出来ます。それぞれが踊りたい楽曲を持ち寄り、自由に踊り合いましょう。
不慣れな場合は、1×8や2×8ずつなど短い長さで交代して踊ると慌てずに練習できます。慣れてきたら4×8、8×8…最終的には時間無制限で思う存分ダンスの掛け合いをするのもいいのではないでしょうか。
●セッションの良さ
人それぞれだと思いますが、筆者の観点でその良さをお伝えしてみます。何かの参考になれば幸いです。
①ダンスがうまくなる
何度も言いますが「自由に踊って!」と言われても最初からうまく踊れる人はいませんし、緊張したり頭で考えすぎてしまったりしてセッションを楽しむことが難しい人も少なくないと思います。ですが、音楽を聴いて何も考えずに思うように体が動いて楽しく踊れたら最高ですよね。英語をナチュラルに聞き取れて話せるような感覚でしょうか。
先程述べたように少しずつ慣れて踊れるようになっていくと、今まで考えもしなかったような動きが出来たり、もっと音楽を深く聴けるようになったり、表現の幅が広がったりします。セッションの仲間のダンスを目の当たりにすることでさらに刺激になり、高め合うことも期待ができます。
セッションは自分の成長にもなり、音楽と遊ぶことでもあり、ダンス仲間とのコミュケーションでもあるのです。
②振付がなくても踊れるようになる
音楽を聞いて自由に踊れるようになれば、決まった振り付けを覚えていなくても、自分の思うがままにダンスが出来ます。慣れるまではどうしても頭で考えながら踊ってしまったり、不自然な動きになりがちですが、乗り越えて自由に楽しく踊りましょう。
もちろん、これは1人でも練習はできます。まずは1人で練習するところから始めたい、という人はそれでもOKですが、1人だと何をしたらいいかわからなくなる、同じ動きばかりになってしまう、体力がもたない…ということが懸念されます。仲間と高め合えるセッションはそういった点でもおすすめできます。
③ダンスが楽しくなる
総じて言ってしまうと、この一言に尽きます。できない、恥ずかしい…と言って可能性を閉ざさず、一歩を踏み出してみましょう。ショーケースやバトルとはまた違った醍醐味があるのは間違いありません。
ちなみに筆者も若かりし頃にバトルに勝つことに躍起になっていた時期がありました。バトルもとても魅力的なコンテンツですが、さまざまな予選の手法があって慣れるのが難しかったり、DJタイムでは自由に楽しくのびのび踊れるのに、いざトーナメントのステージに立つと変に力が入ってしまい、不自然なダンスになってしまい、思うような結果が出ないこともしばしばありました。
優勝なども経験したことはありますが、やはりDJタイムで気楽に踊っていたり、セッションで高め合う方が自分には合っていると感じています。そういった人も少なくないのではないでしょうか。「フリーでも踊ってみたいけど…バトルは緊張するし、勝てる気がしない」という人もいるでしょう。対面で踊ったり即興で交互に踊ったりすることはバトルと似ていますが、制限時間やジャッジやお客さんなどの縛りがないことを利点と考えると、やはりセッションが出来るのはダンスの楽しみや可能性を広げることであると言えます。
●さいごに
セッションをやってみたいけどなかなかできない…という人の背中を少しでも押せるキッカケになれば嬉しいです。ぜひセッションを楽しんで、フリースタイルで踊れるよう頑張りましょう!
#セッションとは!?
#セッションを楽しもう!
#ダンスで言うセッションとは?
#ダンスコラム
#ダンサーの役に立つダンスコラム
#ダンサーキャスティング
#ダンサーキャスティング会社
#ダンサーキャスティング事務所
#ダンス業界最大手
#ダンサー事務所
#ダンス振付会社
#ダンス振付事務所
#振付師キャスティング
#振付師キャステイング会社
#振付師キャスティング事務所
#CMダンス振付
#CMダンサーキャスティング
月別アーカイブ
-
2023年6月
-
2023年5月
-
2023年4月
-
2023年3月
-
2023年2月
-
2023年1月
-
2022年12月
-
2022年11月
-
2022年10月
-
2022年9月
-
2022年8月
-
2022年7月
-
2022年6月
-
2022年5月
-
2022年4月
-
2022年3月
-
2022年2月
-
2022年1月
-
2021年12月
-
2021年11月
-
2021年10月
- 勝つためにこだわり、貫くか否か(後編)
- 勝つためにこだわり、貫くか否か(前編)
- 確固たる目標を設定し、全力を尽くす
- 「実際にあったダンサーのキャスティングトラブル特集」~制作篇~
- 「実際にあったダンサーのキャスティングトラブル特集」~ダンサー篇~
- メンバーや周りの人とのコミュニケーションを大事にする
- 出場するコンテストや時期をよく検討する!
- コンテストに出る人を中心に考えた振付を創る場合
- 全ダンサー必読!個人事業主であるダンサーと確定申告の重要性
- TVやCM、アーティストへの振付でロックダンスを求められた時
- ダンスコンテスト用の振付において必要な【独自性】とは?
- ロックダンスの構成や演出
- ロックダンスでコンテストに挑戦する時
- 「CMやテレビドラマなどのメディア案件の交通費について」
- それぞれのレベルに合わせた振付
- ロックダンスでショーケースを創る時
- 振付の意識 -LOCK DANCE-
-
2021年9月
-
2021年8月
-
2021年7月
-
2021年6月
-
2021年5月
-
2021年4月
-
2021年3月
-
2021年1月
-
2019年12月
-
2019年2月
-
2018年12月
-
2018年11月
-
2018年10月
-
2018年2月