ダンスを教える仕事をするということ
ダンスを教える仕事をするということ
現代の日本国内において「自分はダンサーです」と名乗る人の中で、どのくらいの割合の人がどんな仕事をして生活をしているか考えたことはありますか?その具体的な実態は統計がとれていないので明確には言えないのですが、純粋に「ダンスを踊ることだけで生活が出来ている」という人はかなり少ないのではないでしょうか。ではそういった人はどのように働いて、どうやって収入を得ているのでしょうか。ダンススタジオの経営、ダンス関係の会社の運営、ダンスイベントの主催、ダンスバトルやコンテストの審査員など、さまざまな選択肢はあります。ですが、多くの「ダンサー」は「ダンスを教える仕事」つまり「ダンスインストラクター」をしていたり、過去にその経験があった人がほとんどなのではないでしょうか。今回はその仕事についてお話ししていきたいと思います。
●誰しもが通るであろう道
「ダンサーとして有名になりたい!」「ダンスでちゃんと生活できるようになりたい!」と思った時、どんな道筋が考えられるでしょうか。例えばアルバイト募集です。ですが「ダンサーのアルバイト」というのは聞いたことがありません。あるとすれば、ダンススタジオの受付のアルバイトや、ダンスイベントのスタッフとしてのアルバイトなどが多いでしょうか。
前者の場合は、受付や事務作業などをしながらレッスンが見学できたり、プロダンサーの方々と話しながら交流ができたり、そう言った経験が積める場であると言えます。スタジオによってはレッスンを受けられる設定が用意されているところもあります。「ダンスはまだ自信がないけど、受付ならできそうだしいろんなダンサーさんと知り合いたい!」という方には向いている入り口なのではないでしょうか。後者の場合も似ていますが、頻繁に開催されるイベントでない限りはそこまで交流はできないかもしれませんし、受付の場所によっては全くダンスを見ることができない場合もありますね。
「受付ではなくて、ダンスをしてお金を稼いでみたい!」という場合はどうしたらいいでしょうか。なんのツテがない場合は、大道芸人さんのように路上でパフォーマンスをすることで収入を得ることはできるかもしれません。今はSNSやYouTubeなどで自分のダンスを発信して人気が出る可能性もあります。純粋にダンスを踊るだけで、しっかりと生活できるほどの収入がいきなり得られるかというと、それは本当に才能に秀でたほんのひと握りの人でしかありえないと思います。
ではどうすればいいのか。ダンサーを目指す多くの人が通るであろう道、それこそ「ダンスインストラクター」なのです。
●ダンスインストラクターの需要
昨今では学校の授業の一環として取り入れられるようにもなってきたストリートダンス。高校生限定のダンスコンテストなどは、春・夏を中心に数多く開催されテレビなどでも取り上げられるほどです(バブリーダンスで名を馳せた高校や振付師の方は有名ですね)。文化庁の事業で小学校にプロダンサーが派遣されるプログラムなども年々増えていっているようです。
テレビでもダンスを見ない日はないのではないでしょうか。J-POPやK-POPなどのアイドルやアーティストがカッコよく踊っていたり、CMやドラマのオープニングやエンディングなどではダンサーではない俳優さんなどが踊っていたり、どこかしらで目にする機会はあります。そうなってくると「ダンスをやってみたい!習いたい!」という人が増えるのは必然的ですよね。そう言った方が一番最初に見つけるのが、近くのダンススタジオではないでしょうか。
ダンスを習いたい人が多ければ、それに伴ってダンスを教えられる人の数も必要になってきます。
●踊るのがうまいダンサー≠教えるのがうまいダンサー
ダンスが上手くなったからと言って、いきなりダンスを上手く教えられるかと言いますと必ずしもそうとは限りません。むしろ、大抵最初は上手く教えられない人がほとんどではないでしょうか。自分が習ったり編み出したものを、言葉で具現化したり他人に理解してもらえるように伝えるのは容易ではありません。
学校の後輩や友達など、すでに関係が出来上がっていて、金銭の受け渡しなどが発生しない場合であれば気楽にノリで教えたりできるかもしれません。ですが、見ず知らずの人が、自分からダンスを学びたい、上手くなりたい、楽しみたい…そういったことを期待して時間とお金をかけてレッスンを受けてくれる、ダンススタジオも指導を信頼してくれたり売上を期待してその枠を任せてくれる。そういった状況をふまえると…気楽にノリで、だけでは通用しません。時間やお金や需要に見合った対価…ダンスのテクニックや楽しみ方などを供給する必要性があると言えます。それがプロのダンスインストラクターであるということではないでしょうか。
ではどんな人がプロのインストラクターになれるのか、また別途記事を書きたいと思います。
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