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COLUMN

コンテストブームによる発展

公開日:2022年05月09日(月)

コンテストブームによる発展・進化する日本のダンス〜LOCK/後編〜

 

以前掲載させていただきました【進化する日本のダンス〜LOCK/前編〜】という記事の続きになりますので、よろしければそちらも併せてご拝読いただけますと幸いです。


●進化する日本のLOCK DANCE
以前の記事でもお伝えしましたが、ロックを含む、いわゆるストリートダンスはアメリカ発祥のダンス(カルチャー)です。そして記事の最後に、日本のロックダンスシーンの発展のキーポイントとなった事柄を記載いたしました。以下、その抜粋です。

・1982年
YOSHIBOW氏らが「Be Bop Crew」を結成。のちにNYアポロシアターでのコンテストで日本人初優勝。

・1980後期
「THE LOCKERS」メンバーであるTONY GOGO氏が福岡を拠点としロックダンスを普及させる。

・2005〜2007年
「B-BOY UK CHAMPIONSHIPS」のLOCK 2on2 部門にて、日本人が3連覇。(出場順に、Hilty & Bosch,GOGO BROTHERS,ill-my-nation)


要点をまとめますと、1つはTONY GOGO氏という「偉大なダンサーの来日と交流」1つは「コンテストとバトルを経た発展」そして「世界に挑戦し成功をつかんだダンサー達」これらが日本のロックダンスシーンを支え、盛り上げ、牽引してきた要因であると言っても過言ではないでしょう。


●コンテストブームによる発展
1994年に第一回大会を成功させた【JAPAN DANCE DELIGHT】を筆頭に、1990年代〜2000年代はダンスコンテストに挑戦し、名誉や賞金を得ることでダンサーとしてのキャリアやスキルを培っていくことがスターダムへのし上がる主な手段でした。IMPERIAL JB's、CO-IN LOCKERS、LA魂塾、など日本各地のロックチームが台頭しました。

アメリカのテレビ番組「SOUL TRAIN」で「SOUL TRAIN GANG」や「THE LOCKERS」と言ったダンスチームが全世界の注目を浴びた理由の1つに「ショーケースが魅力的であった」という点も挙げられるのではないでしょうか。と同時に「ダンサー個人のスキルや個性」も大事に考えられていたように見受けられます。

日本でも古くは「ダンス甲子園」に始まり「RAVE2001」や「少年チャンプル」といったダンスがメインのテレビ番組やコーナーも、世間にダンスのカッコよさや楽しさ、個々のダンサーの魅力などが伝わった大きな要因となったのは間違いありません。

アメリカの場合も日本の場合も、ただ踊りがうまければ、個性があればテレビに出られるというものではなく、やはりそこには選ばれる基準があり、選ぶ人が存在し、テレビで踊れる人と踊れない人がいたわけです。それはつまり【コンテスト】というスタイルで区別がつけられてきたということです。自分やチームのダンスをたくさんの人に見てもらうために、名誉や賞金を手に入れるために、数々のダンサーが日夜ステップを磨き、新たな動きや振付を創り出し、エンターテイメントを研究し、向上心を燃やしてきたのです。

前述した【JAPAN DANCE DELIGHT】は日本においてその金字塔であり、ダンサーであれば誰でもその頂を夢見た大舞台であり、やがて世界各国で予選大会も行われるようになり、名実ともに世界最高峰のストリートダンスコンテストの1つとなったと言えます。その過程で、世界でも活躍するほどのダンサーやダンスチームが生まれ、またその背中を見て新世代のダンサーが育っています。近年では、2021年より発足された【Dリーグ】というメディアを巻き込む大掛かりなダンスコンテストも注目されています。LOCK専門のチームはいませんが、LOCKを現代風にアレンジして活かしているショーが散見されます。


●バトルブームによる発展
2000年代後半から日本でもバトルイベントが増えていきました。20年以上歴史のあるイギリスの「B-BOY UK CHAMPIONSHIPS」やドイツの「BATTLE OF THE YEAR」、アメリカの「Freestyle Session」など、元々バトルスタイルが主体であったブレイクダンスから、他のジャンルでも行われていくようになりました。フランスの「Juste Debout」や日本の「WORLD DANCE COLOSSEUM」「OLD SKOOL NIGHT」も世界的なバトルイベントとして有名ですね。

一口にバトルと言っても対象人数や形式は様々。チームでのコンテストと違って個人で練習しバトル経験を増やすことで、スキルアップしたり個人名が売れるなど、活動の幅が広がるという意味でもその認知度があがり、日本でも徐々にバトルブームが起きていきました。沢山のダンサーが切磋琢磨しながらスキルやパフォーマンスを磨き、世界大会でも結果を残す猛者が次々と生まれていきました。先述のHilty & Boschら3組や、SHUFFLE!!のKENZO氏、13-BoogieのTAKASHI氏、GANG☆MANISHのCIO氏などを筆頭に、多くのLOCKERが世界で活躍しています。


●さいごに
アメリカ発のロックが日本で進化し、踊り継がれ、現代風にアレンジされるなどして楽しまれているという事実をもってして「LOCKIN'は決して古いダンスではない」と言わせていただきます。これからもロックを愛し、楽しく踊っていければと思います。

 

 

コンテストブームによる発展・進化する日本のダンス〜LOCK/後編〜ゼロクリエーションのダンスコラム

 

 

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