DISTANCEとDANCE
DISTANCEとDANCE
今回はまた違った切り口で文章を書き綴ってまいりたいと思います。昨今、話題が持ちきりの新型ウイルスによる感染症、こちらの被害がまだまだ続いている世の中ですが、ダンスにももちろん影響が出ていますね。今回は特に、距離(=DISTANCE)をとる必要があることによって生まれている弊害、悩み、これからの希望について話していきます。
●触れられないという実害
まず、容易に出来なくなってしまったダンスがいくつかあります。例えばLOCKなどでよくある、ダンサー同士でクラップをしたりして楽しむHAND SHAKE(ハンドシェイク)や、体の一部(肩や腰など)をぶつけ合うBUMP(バンプ)というダンス、これらはやはり、今は避けたくなってしまうものですね。レッスンやクラブなどを運営されているみなさんも気をつけてらっしゃる中で「楽しいから」「それがないと面白みがないから」と言って不作法に何をやってもいいわけではないと思います。気をつけながら、出来ることで楽しむのがいいのではないでしょうか。
ダンスのショーケースやコンペティションに向けての作品作りが徐々に再開されている中でもやはり、人と人が触れられない、触れにくい、という状況はマイナスの影響が大きいですね。振付の良し悪しはダンス以外の要素でも決まるわけですが、その変化の1つとしてアクロバットを取り入れる場合があります。馬跳びや、背中合わせで片方が転がる技、それらを練習するための補助、そう言った時に「あまり触れない方がいいよね」というのでは実現が難しいですね。もちろん、アクロバット教室などちゃんと消毒など対策をされているところも多いと思いますが、そういった専門的で、必要性のある場面以外では不用意な接触は避けた方が無難なのかなと今は思います。
また、SOUL DANCEや社交ダンスなど、男女が向き合ったり触れたり、触れそうなほどの距離で踊るからこそムードを感じられたり、可能な技などもあるわけですから、やはりこのご時世気になる「DISTANCE」というものを気にせず、以前のように安心安全の中でダンスを楽しめるといいですよね。
●一緒の空間で楽しめないことによる不満
ダンスのレッスンやイベントなどに参加されている方はとうに痛感されていることと存じますが、人数制限があったり、自分や周りに基礎疾患があったり…そういった場合はなかなか今まで通り気楽にレッスンやイベントといった場所に足を運びにくくなっている方もいらっしゃるのが現状だと思います。
筆者の場合も、この影響でダンススタジオが残念ながらなくなってしまい、その時間を活かしてオンラインレッスンを始めました。情勢が落ち着いてからはほとんどの人は別のスタジオなどでレッスンを受けに来てくださったりするのですが、いまだに足を運ぶのは難しいという方のためにオンラインでのレッスンを継続しています。「もう大丈夫でしょ」「まだやってるの?流行ってないよ」などという意見もあるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。そう言っている場合ではない状況なのではないでしょうか。
少しでも早く、以前のようなダンスレッスンやクラブイベントを楽しみたいのなら、尚のこと今、一人一人が気をつけた方がいいのではないでしょうか。
●可能性の灯
感染症の問題を抜きにしても、今まで教えたり教わったりすることの出来なかった人たちと間接的に触れ合える「オンラインレッスン」は好機ととらえるのが吉だと考えます。何事も、マイナスな面があればプラスな面やそう変換できる余地があると思います。
日本国内や、海外といった範囲でSNSなどオンラインツールを利用したバトルやレッスンなどが増えてきたことも事実です。なかなか遠征が出来ない学生や社会人ダンサーさんや、今までに習ったことのない方のレッスンを受けたかった人など、需要は大いにありますね。
また、イベントをオーガナイズすることを生業の1つとしているダンサーさんにとっても、プラスの事業であると言えます。昨今の状況においては、以前のように長時間狭い空間にたくさんの人を集め、活発な運動を促したりコミュニケーションの場となったり…といったイベントを主催するのが大変難しいと思います。都心の深夜の地下の場所…となると尚更、今までのように安心して楽しめるかと言われると、みんながそうではないのが悲しい現実ではないでしょうか。
もちろん、対策をしっかりと実行して安心できる環境でダンサーの熱意や地位を守ろうと動いている人もいます。そういった人たちの働きもあり、徐々にオフラインでのダンスイベントなども活発になりつつあります。
このように、マイナスだと捉えて嘆いてばかりではなく、そんな中でも新たに可能性やレベルアップできるものを見つけたり、信頼や生産性や知恵を獲得するきっかけに出来る人が生き残っていけるのではないでしょうか。もちろん、安心してダンスを楽しめる環境になるのが理想ではありますが、待っているだけでは叶いませんし、ダンスがうまくなるわけでもありません。出来ることを考えてやってみましょう。
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