ダンスレッスンの代講を頼まれた時の注意事項
ダンスレッスンの代講を頼まれた時の注意事項
皆さんはダンスのレッスンの代講依頼を受けたことはあるでしょうか?この記事をお読みくださっている方の中には、講師やインストラクターとしてレッスンを担当している方もいらっしゃると思います。筆者も10年以上数々のダンススタジオなどでレッスンをしてきました。そんな活動を続ける中で、普段は別のダンサーさんが担当しているクラスの代講を依頼していただく機会も多々あります。そういった時に心がけていることや、気になる点などをお話ししていきます。
●確認しておくこと
筆者の主観になりますが、レッスンの代講を頼まれた時には「引き受ける前」にいくつか確認しておくべきことがあると思うのです。
①レッスンの正確な日時
②普段のレッスンの大まかな内容や進め方
③生徒さんの年齢層やレベル
④レッスンフィーと交通費
⑤支払いの方法
⑥その他、スタジオ独自のルールなど
一つずつ見ていきましょう。
①レッスンの正確な日時
これは最低限の確認事項ですが、適当に受け流してしまうととても大きな問題となりかねないので十分に注意しなければならない点の一つだと言えます。曜日を間違える、1週間ずれた日付で誤認する、先に入ってる予定とぶつかってしまう、レッスンのペース配分が狂う、などなど数々の問題が生じる恐れがあります。依頼主が急いでいたり困っている場合でも、慌てずまずは自分のスケジュールと照らし合わせた上で、受けられるかどうかを返答します。
②普段のレッスンの大まかな内容や進め方
これはインストラクターさんによって異なるので、念のため確認しておきます。「いつもと近い雰囲気でお願いしたい」「いつもと違う内容でお願いしたい」この2つのパターンでもやり方は大きく変わってきます。特に、1時間前後のレッスンではストレッチをやらない場合や短時間で行う場合もありますし、「基礎」と言っても全てのダンサーさんが共通認識を持って同じ内容で指導しているわけではないので、生徒さんがまったくついて来られなくて残念な思いをさせてしまう場合もあります。それは代講を依頼した、元々の先生の評価までをも下げてしまう可能性があるのです。
そういったことを避けるためにも、普段のレッスンについて聞いてみることが多いです。
③生徒さんの年齢層やレベル
②の内容に近い部分ですが、小学生の低学年が多いならこういう言葉使いやわかりやすい選曲をしよう、中高生が多いなら流行りの曲を取り入れたり、比較的年齢が高い方が多ければフロアの技などは避けてソウルの動きをやってみよう、などといろいろと準備が出来て、レッスンもうまくいき生徒さんに満足してもらえることが多いと自負しています。
また、年齢層だけでなくレベルも確認しておかないと痛い目に遭います。「この年齢だから簡単な振付を持っていこう」と侮っていると実はダンス歴が長くてすぐに覚えられて時間が余ってしまったり、逆に「この年齢ならこれくらい難易度が高い振付じゃないと満足してもらえないだろう」と勝手に決めつけてしまうと実は初心者が多く、難しすぎてつまらない思いをさせてしまったり。そういったことが起こり得るので、年齢層やレベルの確認は大事です。
④レッスンフィーと交通費
現実的な話になりますが、仕事を依頼され、受けるからにはお金についての確認はとても大事です。時には尊敬する偉大な先輩や若い後輩などから頼まれることもあり、なかなか聞きづらいこともあるかもしれませんが、後になって揉めてしまっては更によくありません。
レッスンフィーがあまりに安かったり、交通費を考えると見合わない金額だったり、ヘタをするとマイナスになってしまう場合もあります。お世話になってるから、困っていて助けたいから、いつも仲良くしてもらっているから…という心理でたとえマイナスでも今は引き受けよう、という考えも尊重しますが、いずれにせよ事前に確認しておくことは肝要です。
⑤支払いの方法
④に付随して、代金の支払い方法も要確認です。その場で受付の方から手渡しであれば忘れないようにしなければいけませんし、後日依頼主からいただけるのであれば受け渡しの日時や振込口座の共有が必要ですね。受講人数によって報酬が変わる歩合制の場合は、その確認と伝達も忘れてはいけません。曖昧にしてしまうとこれもまた問題になりかねません。
⑥その他、スタジオ独自のルールなど
自分が普段行なっているレッスンのような感覚がどこでも通用すると思い込んでいるのは大間違いです。スタジオによっては「レッスンの○○分前に受付に来てもらわないと罰金が課せられる」という場所や「受付から更衣室、更にスタジオまでの距離が遠く、思ったより時間がかかってしまう」または「そもそも駅から遠かったり見つけづらい場所に建っていて道に迷う」といったケースもあります。
スタジオや生徒さん、そして自分を信じて依頼してくださったダンサーさんに迷惑にならないよう、スタジオごとのルールや場所など、確認できることは事前に把握しておくと安心でしょう。
次回へ続きます。
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