結婚披露宴でのダンス
結婚披露宴でのダンス
突然ですが、みなさんは結婚披露宴や二次会でダンスを披露されたことはありますでしょうか?もしくはそれを見たご経験はおありでしょうか?筆者も仕事柄、友人や家族の大事な式の場で踊らせてもらったり、フラッシュモブなどの仕事としてもショーをさせていただいた経験が多々あります。コロナ禍ではなかなかその機会も少なくなりつつありますが、先日、そういった場でダンスを披露することが出来ました。その時のことを話してまいりたいと思います。
●結婚披露宴でのダンス
先日列席したのは、長年ダンスを教えてきた生徒の結婚披露宴でした。多い時は一年間に何作品も何ステージも筆者のダンス作品に参加してくれたり、一緒によさこいを楽しんだりと、生徒でもありダンス仲間でもありといった関係性の深い人から「ぜひ盛り上がるダンスショーをして欲しい」という依頼があったので、これは盛り上げざるを得ませんね。
新婦自らが募った出演メンバーはいずれも同様に、筆者の振付作品の数々を踊りこなしてきた人たちばかり。みんな揃って現役のダンサー…というわけではなく、ダンスや運動が久しぶりだったり出産を経たりといったメンバーもいる中、新婦から「ぜひまた見てみたい」と強く要望のあった過去作品の動画を引っ張り出し、都内レンタルスタジオなどを利用して練習を重ねました。
新型コロナウイルス感染症の影響で本番の日が延期になってしまっていたこともあり、少し心配もありました。そのため最初は無難に、振付をやや少なめに設定していましたが、練習が進むうちにだんだんとみんなのモチベーションが上がっていき「もっと踊るパートを増やして欲しい」「こんなことをしたら本番盛り上がるんじゃないか」「こんなサプライズで喜んでもらいたい」などと作品のクオリティが自然と上がっていきました。
今回披露させていただいたのは、筆者の得意ジャンルであるLOCKでのショーケースです。LOCKといえば、もともとファンキーでエンターテイメント性の高いサーカスのようなダンスジャンルですから、結婚披露宴のように楽しいパーティーにはうってつけではないでしょうか。演者も楽しみつつ、依頼主の新婦はもちろん、新郎やそのご親族や列席者のみなさんにも楽しんでいただけるよう、練習に励みました。
本番直前の練習時に撮影した動画を確認して、改めて客観的に見た時に「これは普通のダンスイベントでパフォーマンスをしても恥ずかしくないレベルの完成度になってしまった」と誰もがよろこびを隠せずにいました。
●やっぱりダンスは楽しい
どれだけ練習やシミュレーションを重ねようとも、やはり本番は特殊です。本番当日、会場に到着するやいなや来場者全員が抗原検査を受け、無事陰性という結果が出てからリハーサルをスタートしました。想定していたとは言え、実際テーブルや椅子、床の状況などを確認すると緊張感が増します。音源を流してのリハーサルでも今までしたことのないミスを連発するメンバー。結婚披露宴という素晴らしい席ですから、怪我をするような失敗をしたりすることは出来ません。新郎新婦や列席者の皆様に安心して楽しんでいただける余興にするため、入念に確認をしました。
定刻となり披露宴が開幕、楽しく和やかであたたかい雰囲気で会は進み、用意された美味しい料理に舌鼓を打ったり、思い出話に花が咲いたり、記念写真を撮ったりと久々の楽しい会を満喫していました。いよいよ準備の時間が迫り、派手な衣装に着替えてウォーミングアップや振付の確認をギリギリまでして、いざ本番。ちょっとしたミスはあったものの、終始楽しく盛り上がり、新郎新婦もご満悦のショーが出来ました。やはり人前で踊ることはかけがえの無いない楽しみがありますし、数年ぶりのメンバーや振付を練習することも有意義でしたし、何より笑顔溢れる幸せな会でダンスをして喜んでもらえることが嬉しかったです。
ダンスにはいろんな表現や楽しみ方がありますが、演者や観客が一体となり、言葉がなくても何かを伝えたり感じたりできることは、エンターテイメント性が高いだけでなく、人と人が生活していく中でとても重要なものなのではないかと再確認できた、いい機会となりました。
●あとがき
今回は感想のような文章になってしまいましたが、長年の知人の素敵な会が無事開催され、一生に一度の大事なその場でダンスを披露させてもらい、楽しんでもらえたという喜びを感じられたということに対しては、きっと皆さんも同じ気持ちなのではないでしょうか。コロナに限らず、震災など不測の事態で生活がままならない状況に陥ると、真っ先にダンスやエンタメ業界は止まってしまいがちですが、そういった状態からみんなで元気に立ち戻るきっかけとなるのもまた、ダンスやエンターテイメントの力なのではないでしょうか。
好きな音楽に合わせて体を動かす、同じようなダンスが好きな人たちと集まって練習する、好きなアーティストの真似をして踊る、同じ志を持った仲間と切磋琢磨する。ダンスにはいろいろな楽しみ方と可能性が無限にあります。これからも広く長く、沢山の人がダンスを楽しめる世界であるよう祈ります。
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