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ダンスシーンにおける照明の色や組み合わせについて - ダンサーキャスティングCM振付師依頼

COLUMN

ダンスシーンにおける照明の色や組み合わせについて

公開日:2022年08月02日(火)

ダンスシーンにおける照明の色や組み合わせについて

 

ダンスをステージでパフォーマンスするうえで、大切な要素のひとつが照明です。

光の色そのもの、色の組み合わせによって、様々な効果が生まれるため、ダンスシーンに合わせて効果的に使用することで、ステージがより一層パワーアップします。
今回は、照明の色や組み合わせでどのような効果がうまれるか、ご紹介します。

 

・照明の色
色は光の三原色「赤・青・緑」が元となり、この三色を混ぜて照明に色をつけていきます。ちなみにこの3つをまぜると、太陽光に近い色となり、色味がなくなります。絵具などの場合は、色を混ぜれば混ぜるほど黒に近くなりますが、光の場合は、逆に色味がなくなっていきます。また、黒い光は作ることはできません。その場合は、暗転を使用します。

 

【暖色】
ステージに勢いを生み出したいときに使用すると効果的です。特に、色の三原色の一つ「赤」が最も印象強い色とされているので、舞台でインパクトを与えたいときには効果的です。しかしながら、赤を多用することで効果が薄れてしまうため、同じ暖色の「オレンジ」や中間色の「黄色」などを一緒に使うことで、より赤が印象強くなります。また、暖色には温かみや活発さなども印象づけやすいため、明るいイメージのステージングに効果的です。
また、それぞれの色の印象は以下のようになります。
赤:勢いがある、エネルギーがある
オレンジ:あたたかみがある、喜ばしい、朗らか
ピンク:可愛らしい やさしい、女性的


【寒色】
落ち着いた印象、悲しいシーンなどでは、寒色を使用すると効果的です。色の三原色の一つ「青」が最も落ち着いた雰囲気を出すことに長けていますが、それだけだと舞台に変化が生まれないため、水色や緑などを一緒に使用すると効果的です。暖色と比べると、視覚的には刺激を与えづらいのが特徴です。
また、それぞれの色の印象は以下のようになります。
青:クールである 誠実である、冷静さ、清涼感
紫:神秘的である


【中間色】
暖色と寒色と組み合わせることにより、舞台にまとまりが生まれやすくなります。原色に近いものばかりですとステージが見にくくなるため、ステージのイメージと合わせて組み合わせて使用することが多いです。
また、それぞれの色の印象は以下のようになります。
黄色:喜ばしい、明るい、活発
緑:自然である 穏やかである

 

・色の組み合わせ
照明そのものに色をつけたり、ホリゾント幕に色のついた照明を投影したりして舞台に変化を出しますが、色には相性のいい組み合わせと、そうではない組み合わせがあります。
色相環という、12色を円にした図があります。黄色を頂点とし、時計周りに「黄色、黄みの橙、橙、赤みの橙、赤、赤紫、紫、青紫、青、青緑、緑、黄緑」と並びます。
この色相環において、向かい合った色同士の組み合わせが補色と呼ばれ、近い色同士を類似色と呼びます。また前述した三原色を2色ずつ混ぜた色を二次色(橙、緑、紫)と呼びます。赤紫や青紫などは、三次色と呼ばれ、原色と二次色を混ぜたものになります。

【類似色の組み合わせ】
似た色同士の組み合わせとなるので、少し変化を出しつつも、まとまりが出て、安心感を与える効果があります。
例えば、橙と赤、緑と黄色、青と紫などが類似色の組み合わせになります。

 

【補色の組み合わせ】
味色同士の差が最も大きいため、お互いの色味をひきたたせる相性になるので、はっきりとしたコントラストが生まれます。一方の色をメインとして使用すると効果的です。
例えば、紫と黄色、赤と緑、橙と青が補色の関係になります。

上記の組み合わせを使用し、例えば夕焼けなどのイメージで照明を作成する場合、橙のみですと舞台がのっぺりしてしまうので、類似色の黄みの橙や赤みの橙を混ぜてホリゾントに写したり、逆に補色の青紫を使って夕焼け後の夜空を予感させるような組み合わせにし、橙の色味を引き立たせるという手法も効果的です。

 

・衣装と照明の色の組み合わせ
前述した色相環において、円できれいな三角形がかけると、舞台調和がとれ、視覚的にも疲れやすくないといわれています。これはトライアド配色と呼ばれる組み合わせになり、例えば黄色を頂点とした場合、赤紫、青緑の3点で結ぶと、きれいな三角形となるので、衣装が赤紫の場合、黄色と青緑の色味を中心に照明づくりをすると、舞台調和がとりやすくなります。特に、ロアーホリゾントの色味と衣装の色味が被ってしまうと、舞台上の人物が見えにくくなってしまいやすいので、違った色味の照明をあてると効果的でしょう。

また、前述したとおり、補色の組み合わせにするとコントラストが生まれやすくなるので、強い印象を与えたい場面では、衣装の色味の補色を使用すると効果的です。

色の組み合わせ方は無限にあるものの、その中でも組み合わせる色同士によって、様々な効果を生み出すことができるので、ぜひ活用していってください。

 

 

ダンスシーンにおける照明の色や組み合わせについて・ダンス振付&ダンサーキャスティング会社ゼロクリエーションのダンスコラム!

 

 

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