ダンサーってどんな仕事!?
ダンサーってどんな仕事?~ダンスのお仕事〜前編〜
このコラムをお読みくださっている方の中には、ダンスに関するお仕事に携わっている方も多くいらっしゃると思います。しかし、そうでない方は「ダンサーって実際どんな仕事をしているの?」と不思議に思われる方も多いのではないでしょうか。筆者も実際、高校時代にがむしゃらにダンスを練習していた頃、この先どうしたらいいんだろう、どうしたらダンサーとして生活していけるのだろうと、皆目見当もつきませんでした。当時はスマートフォンやインターネットは一般家庭には普及していませんでしたから尚のことです。現在はたくさんの知識や情報が簡単に手に入る時代です(逆に多すぎて精査が難しいとも言えます)が、そのうちの一つとして何かのお役に立てればと思います。
●ダンサーってどんな仕事?
一口に「ダンサー」と言っても、バレエやコンテンポラリー、ミュージカルにテーマパークに演劇など、活躍の舞台は多岐に渡ります。その中でもストリートダンスに関する主な仕事について、ざっくりと羅列してみたいと思います。
①ダンサー(ゲストダンサー)
②インストラクター(講師、コーチ)
③コレオグラファー(振付師)
④コンテストやバトルのジャッジ(審査員)
⑤バックダンサー・ツアーダンサー
一つずつ解説してまいります。
①ダンサー(ゲストダンサー)
読んで字の如くではありますが、ダンスをすることでギャランティー(報酬)を得る仕事になります。「踊ってる人は全員そうなんじゃないの?」と思われる方も多いかと思いますが、そうとは限らないのです。詳しくはまた別途記事にしたいと思っているのですが、例えばダンスイベントに出演する際、初めからいきなり「○○円支払うから踊ってください」と主催者の方に言われることはまずありません。ある程度実力や人間性などが認められ、集客力も見込まれた上ではじめて「ゲストダンサー」として仕事の依頼が成立するという場合が多いです。
ストリートダンス界隈では、純粋に「踊るだけで稼ぐ」というのはなかなか難しいです。自分の時間や労力を全て注ぎ、技術や魅せ方を研究し試行錯誤を重ねに重ね、何度も失敗や葛藤を乗り越えて「いいショー」が出来、期待されることでダンサーとして認められていき、自信もついていきます。お金をいただくのといただかないのでは責任の重さも変わってきます。どんな世界でもそう言えると思いますが、プロと言うからにはしっかり仕事をこなせるよう頑張りましょう。
コンテストやバトルに出場し、優勝するなど功績をおさめ、賞金を得られる場合もあります。一人あたり1〜3万円程度が多いですが、大きな国際大会ともなると個人に100万円が支払われるようなチャンスもありますが、本当にごく一握りでしょう。相応の努力や運が必要ですね。
②インストラクター(講師、コーチ)
簡単に言ってしまえば、ダンスの先生です。厳密には「ダンサーの仕事ではない」と厳しい見方をされる方もいらっしゃいますが、ダンスが出来ない人には出来ない仕事なので、ちゃんとしたダンスのノウハウを知ったダンサーがその仕事を任せられ、お金と時間をいただいて有意義な体験を与えなければならないでしょう。ダンスが上手いからと言って教えるのが上手いとは限りませんし、逆もしかりです。教えるというのはまた特別な要素が必要な仕事なのです。
ダンススタジオの場合は一回1時間〜1時間半のレッスンを担当する場合が多いです。人気のダンサーとなれば一日に3〜4レッスン、もしくはそれ以上の本数をこなされる方もいらっしゃいます。プロダンサーを目指す人、趣味の一環としてダンスを習いに来る人、楽しく体を動かしたい人などさまざまな目的でレッスンを受けに来られます。スタジオの意向やダンサーさんの特性、地域性や時間帯などによってレッスンの形態や方向性はまさに千差万別です。いろいろな状況や条件に対応できるようになってきたら一人前のインストラクターとなれるのではないでしょうか。
また、専門学校の講師や学校の部活のコーチとしてダンスを教える仕事もあります。こちらは更に、学校や保護者の方にも対応する場合がありますので、ルーズな教え方・接し方・踊り方・服装・態度では決して通用しません。「ダンサーなんだし」と言って通用するのは数年前までの話であったり、身内のサークルなどの中だけ、もしくは若いうちだけです。ダンスの教え方も上達していく必要がありますが、社会人としてのマナーやモラルも学んでいきましょう。
ゲストショーの報酬や大会の賞金とは違い、毎週一定の収入が得られるので、ダンサーの生活の多くはこの仕事によるところが大きいかもしれません。長くこの仕事を続けていくには、レッスンの進め方や振付が面白いのはもちろん、毎週のように楽しみに通ってくれる生徒さんの成長に合わせ、指導する側もレベルアップや工夫が必要ですね。
次回へ続きます。
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