「ナンバー」って何?
「ナンバー」って何? 〜前編〜
ダンスに携わっている方なら聞いたことがある方が多いと思いますが、ダンスイベントやダンススタジオの発表会などでしばしば聞かれる「ナンバー」という言葉をご存知でしょうか。HIPHOP、LOCK、POP、HOUSE、BREAK、WAACK…いわゆるストリートダンスのあれこれについて書き綴っているこのコラムですが、今回はその【ナンバー】についてのお話です。主にダンスを習っていない方や、イベントなどに参加した経験がまだない方のために、筆者の経験をもとにまとめていきたいと思います。
●ナンバー(number)ってなんのこと??
ダンスの現場において「ナンバー」という言葉を聞いたことがない人もいると思います。ざっくり言ってしまいますと「○○さんというダンサー(インストラクター/振付師)さんが創ったダンス作品」のことです。それを「ナンバー」と言ったり「○○ナンバー」と表記したりします。もちろん全国共通の認識というわけではありませんし、イベントや発表会によってはこれに限ったことではありません。「○○作品」や「○○プロデュース」などというように、ナンバーとは違った単語に置き換えられたり、チーム名のように作品タイトルが付けられ、それがパンフレットやフライヤーに記載されたり、司会の方に呼ばれたりといろいろなパターンがあります。
筆者の経験上でのお話になりますが、関東、とりわけ都内の一般的なダンスイベントでは「○○ナンバー」という呼称が定着しているという印象がありますが、作品の世界観を文字でも伝えられるよう、テーマなどを感じるような言葉を作品タイトルとするコレオグラファーの方もいらっしゃいます。また、個人名を売り出したかったり、特定のメッセージを発信したいわけではない場合などは、振付をしたダンサーさんのダンサーネームやユニット名などを冠することでプロモーションの一環にもなると考えてイベントに参加する、というケースも稀ではありません。
あるダンススタジオの発表会では、クラスを担当しているインストラクターさんの個人名だけではなく、レッスンのジャンルやレベルまでも表記したりしています。例えば「○○ LOCK 初級ナンバー」といった具合です。これは、発表会を見に来た非会員の人がその作品を見た時に、ジャンルやレベルも認識しやすくなるためのアイディアなのではないでしょうか。「HIPHOPのナンバーがカッコよかったから習ってみたい!」「中級は振付が複雑で難しそうだったけど、入門クラスなら未体験でも入れそうだな」といったように、自分が習うとなった場合のイメージがつきやすくもなるのではないでしょうか。
●ナンバーに出るにはどうすればいいの?
友達に誘われて実際にイベントや発表会でナンバーを見たり、YouTubeやSNSなどでその動画を見て、「自分も出てみたい!」と興味を持ったとします。ではどうしたらナンバーに出られるのでしょうか。基本的には、作品を創っている個人(ダンサー/振付師)に連絡をとってみるか、発表会を主催しているダンススタジオなどに問い合わせてみるとよいでしょう。
・個人の場合
ナンバーの振付を定期的に行っているダンサーさんの場合「次は○ヶ月後のこのイベントに出典するので、○月○日からその為の練習が始まります。」というような先の予定が決まっていることが多いです。その場合、練習日程や場所やそれにかかる費用、またイベントや発表会に参加する費用(チケットノルマや参加費・衣装代など)についてもあわせて確認しましょう。
・スタジオなどの場合
一般的なダンススタジオの発表会は、年に一回である場合が多いです。なので、仮に4月の発表会を観て「出たい!」と思っても次の発表会は翌年の4月であるといった具合です。そのステージを目指して1年間レッスンに通うのもありですし、スタジオによってはその間にミニイベント(スタジオ内や近くの公園や施設など)を行うところもあるので、聞いてみましょう。
いずれの場合も、出演する作品・会場・日程が決まったら、それに向けて練習(リハーサル)を重ねる上で、一緒に出演するメンバーとコミュニケーションをとったり、衣装を用意したり、振付師のダンサーさんからレクチャーを受け自身のレベルアップに繋げたり、ご友人・ご家族などにお知らせして本番当日に応援に来てくれるお客さんを募ったり、いろいろな過程を経てようやく輝かしいステージに立つことが出来ます。本番の時間は5分前後とあっという間ですが、それまでの過程なども含めて楽しめるのがナンバーの醍醐味の一つとも言えます。
●ナンバーを出すにはどうしたらいいの?
では逆に、ダンスイベントや発表会などで自分が振付をした作品、つまり「ナンバー」を出したい!と思い立った場合、実際どのようなことをすれば実現するのでしょうか。その例については次回のコラムにて詳しく解説してみたいと思います。併せて読んでいただけますと幸いです。
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