ナンバーを出そう!
ナンバーを出そう!
当コラムをご覧いただきありがとうございます。HIPHOP、LOCK、POP、HOUSE、BREAK、WAACK…いわゆるストリートダンスのあれこれについて日々書き綴っているのですが、今回は【「ナンバー」って何? 〜後編〜】という記事の続きの内容になります。よろしければそちらも併せてお読みください。その記事の中で「ナンバーを出すにはどうしたらいいの?」という疑問をお持ちの方のために解説する項目があります。その内容に触れつつ、今回のテーマについてお話ししていきたいと思います。
●ナンバー(number)を出そう!
ダンスイベントや発表会などで自分が振付をした作品、つまり「ナンバー」を出したい!と思い立った場合、その方法は大きく分けて下記の3パターンになるのではないでしょうか。
・個人でイベントやメンバーを探す
・ダンススタジオのインストラクターになる
・ナンバーを出す為のイベントを主催する
ナンバー出展が未経験の方や、これからやってみたいという方のために一つずつお話ししてまいります。
●個人でイベントやメンバーを探す
こちらの項目については【「ナンバー」って何? 〜後編〜】という記事にて詳しく解説させていただきました。興味をお持ちの方はぜひご一読ください。早速ですが、本日の主題となるテーマへと移ってまいりましょう。
●ダンススタジオのインストラクターになる
「そこから始めないといけないの?!遠い道のりだなぁ…」とお思いの方もおいでになるかと思います。たしかに最初は果てしない道のりのように感じるかもしれませんが、ダンススタジオが主体となって開催される発表会などのイベントにおいて、自分が振付や指導をしたダンス作品を用いて参加するには、原則そのスタジオのインストラクターである必要があります。なぜなら、毎週レッスンを担当し、そこに通ってくださる生徒さんの日々の練習の成果を発揮する場として「発表会」という輝かしいステージが用意されるわけなのですから。
余談となりますが、普段なかなか交流の機会の少ない他のインストラクターさんや生徒さんとも知り合えるチャンスでもあるため、それを機に「このダンサーさんのレッスンに行ってみようかな」「今度はこの人の振付作品で踊ってみたいな」と思ってもらえる可能性もあります。そういった側面もあり、インストラクターとしてその発表会に関わることは、スタジオの活性化、引いてはダンサー個人の生活に直結する大事な要素であると言えます。
話を戻しましょう。発表会をしっかりと行うようなダンススタジオを見つけ、そこで運良くインストラクターを募集しているようであれば、自分から連絡して売り込んでみましょう。既に知り合いがレッスンをしてる場合は、その人に紹介してもらうのもいいでしょう。話がうまく進めば、面接などを経て晴れてインストラクターとなることができ、日々のレッスンで生徒さんやスタジオからの信頼や評価を勝ち取り、やがて発表会のナンバー出展へと繋がっていくのです。ダンサーは、プロと言っても保証があるわけではありません。あくまでも人気商売の部類ですから、自分の能力を活かしたり、日々高めたり、人間としても成長を重ねていかないと生き残れない厳しい世界だと思います。周りへの感謝を忘れず、素晴らしいナンバーで発表会を大成功に導けるかどうかは、あなた次第…かもしれせまん。
例外のお話を補足として記載しておきます。ダンススタジオ主催の発表会でも、稀に外部のコレオグラファーさんの作品の出展を募集している場合もあります。そのスタジオで普段インストラクターとして働いていなくても、他で集めたメンバーを率いて発表会のステージで踊らせてもらえる場合もあります。気になる人はそう言ったイベント情報に常にアンテナを張っておくといいのではないでしょうか。
●自分でイベントを主催する
「都合のいい場がなければ、作ってしまえばいいじゃないか」というのも、一見突飛な発想のようでいて、的を射た考えであると言えます。イベントを探してナンバーを出すのもいいですが、仲のいいダンサーさんやコレオグラファーさんが増えてきたならば、その人たちの力も借りて、自分たちのやりやすいようにイベントをプロデュースすることも夢ではありません。また、ダンススタジオに入っても必ずナンバーを出せるということが約束されているわけではありませんし、雇われの身であるというある種の安心感と同時に、いろいろな制限も課されていることもまた事実です。参加費・チケットノルマ・分数や参加できる作品数など、自由に設定できるのが大きな利点ですね。
自身でサークル活動などをやっていて、その人たちや周りの人の力も借りて自主公演のような形で発表の場を作り上げるのもまた有意義なチャレンジなのではないでしょうか。その中で自由にナンバーを作って踊って楽しみましょう。
今回はここまでとなります。次回、イベントを主催するということにスポットを当てて記事を書いてみたいと思いますので、よろしければそちらもお読みいただけますと幸いです。
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