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COLUMN

HIP HOPってそもそも何?

公開日:2022年10月12日(水)

HIP HOPってそもそも何?

 

「HIP HOP(ヒップホップ)」という言葉は、元々何を意味する言葉かご存じでしょうか。「ストリートダンスのジャンル(カテゴリー)の一種じゃないの?」「○XILEやDA ○UMPが踊ってるようなカッコいいダンス!」もしくは「ダボダボしたカジュアルなファッションのことを指すのでは?」とか「音楽のジャンルの1つですよね?」そういった回答や認識の方が多いのではないでしょうか。どれも間違いではありませんが、的確な答えとは言い難いです。

結論から申し上げてしまいますと【HIP HOPとは、文化(カルチャー)であり、精神】です。では、どのような文化や精神なのでしょうか。


●HIP HOPというカルチャー
まず認識しておいた方がよいことは「もともとは特定の一つの分野に対してのみ使われる言葉ではなかった」ということです。「ダンスのジャンルの1つをHIP HOPと言う」これも間違いではありませんし「HIP HOPと呼ばれる音楽がある」というのも合っています。ダンスや音楽など、関連するさまざまなアートや表現、それらを引っくるめた総称が「HIP HOP」のはじまりであると言われています。

この説明ではイメージがわきにくいという方のために、日本の場合に例えてみましょう。たとえばギャルの文化と言われたら、どんなものを想像するでしょうか。独特な言葉使いや暗号のような文字の使い方、明るめで派手な髪型や化粧、ルーズソックスや厚底ブーツ(これは世代によりますが)、肌の焼け具合によって呼び分けされたり、写真やプリクラを撮影する際のお決まりのポーズなど、それらを引っくるめて総合的に「ギャルだね」と言われるのではないでしょうか。日焼けをしてるだけ、もしくは色白なだけの女子高生を「ギャルだ」とは言わないですよね。

このように、ある限られた特徴のみならず、さまざまな要素が組み合わさって広がりを見せ、一時の流行で終わらず世代を超えて愛され残り続けるものが「文化」と呼ばれるのではないでしょうか。他にもオタクの文化、和の文化、食の文化など、ピンと来るものをイメージしてくだされば幸いです。

HIP HOPも同様に、ありとあらゆる要素を含み、国や年代を飛び越えて楽しまれているものであるので「HIP HOP=カルチャーである」という認識を持ってもおかしくはないのです。では、一体どんな要素を持っているのか、そこが本題となってきますので、一つずつ見ていきたいと思います。


●HIP HOPの5大要素(5th elements)
HIP HOPというカルチャーを正しく後世に語り継ごうという活動を続けている団体があります。Afrika Bambaataa(アフリカ・バンバータ)氏の率いる「ZULU NATION(ズールーネイション)」という団体です。設立当時、彼らはHIP HOPを形成する大事な「4大要素」を提唱しました。

・DJING
・MCING
・B-BOYING
・GRAFITI

これらに加え、近年では「KNOWLEDGE(知識)」を含めた【5大要素】を掲げ、世界中で活動しているそうです。彼らの詳しい活動について興味を持たれた方がいましたら、インターネットなどを活用して調べてみていただけるとよいかと存じます。

このコラムでは主に、最初の「4大要素」について概要をお伝えしていきます。それらをキッカケに皆さんお一人お一人が詳しくお調べになったり、有識者の方にお話を聞いたりする中で「KNOWLEDGE」を補完していっていただけたらと思います。

まずその4大要素がそれぞれ何を表しているのか、ご存知の方も多くいらっしゃると存じますが、簡単にご説明させていただきます。

・DJING
音楽の分野。当時主流だったレコードをターンテーブルという機材で再生する中で、スクラッチなどの技術を用いてオリジナリティやミュージカリティを競い、パーティーを盛り上げるのに欠かせないプレーヤー。

・MCING
DJがプレイする音楽に乗せてコール&レスポンスをするなど、マイクを使ったパフォーマンスをする。リズムに合わせて韻を踏む「RAP(ラップ)」という歌い方は、後にミックスされ主流となっていった。

・B-BOYING
いわゆるブレイクダンスを踊るダンサーのこと。DJが奏でる音楽、主に「ブレイクビーツ」に乗って独特の踊りのスタイルを形成していった。アメリカのカラーギャングなどの文化も相まって、独自の進化を遂げたダンス。

・GRAFITI
主にトンネルや建物などに、缶スプレーなどで描かれるアート。個々の信念を表す英字や、チームのロゴマークなどが多く残された。

このように、最初はそれぞれが音楽・マイクパフォーマンス・ダンス・アートと別々に世の中に存在したものです。ミュージシャンが音楽を創って演奏し、シンガーやラッパーがいたり、JAZZにTAP、LOCKやPOPといったダンスも踊られていました。それらを【HIP HOP】という精神(スタイルとも言い換えられるでしょう)でくくることにより、いつしかカルチャーとして育ち、アメリカのみならず、日本や全世界に知られ、今もなお楽しまれているのです。


●さいごに
「HIP」も「HOP」も「カッコいい、イケてる」というような意味を持つスラング(隠語、流行り言葉)のようです。その時代のアメリカの若者が創り出すアートや情熱が文化にまで成長したのだと思うと、実に感慨深いものがあります。次回は更に深く、それぞれの要素や関係性を見ていきましょう。

 

 

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