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COLUMN

HIP HOPの5大要素(5th elements)

公開日:2022年10月15日(土)

HIP HOPの5大要素(5th elements)~HIP HOPの音楽やダンス

 

当コラムをご覧いただきありがとうございます。HIPHOP、LOCK、POP、HOUSE、BREAK、WAACK…いわゆるストリートダンスのあれこれについて日々書き綴っているのですが、今回は【 HIP HOPって何? 】という記事の続きの内容になります。よろしければそちらも併せてお読みください。前回は「HIP HOPとはカルチャー(文化)や精神である」「大事にすべき5大要素が提唱されている」ということについて解説いたしました。その内容に触れつつ、今回のテーマについてお話ししていきたいと思います。


●HIP HOPの5大要素(5th elements)
Afrika Bambaataa(アフリカ・バンバータ)氏が率いる「ZULU NATION(ズールーネイション)」という組織があります。彼らはHIP HOPを形成する大事な「4大要素」を提唱しています。

・DJING
・MCING
・B-BOYING
・GRAFITI

これらに加え、近年では「KNOWLEDGE(知識)」を含めた【5大要素】を掲げ、世界中でHIP HOPカルチャーの普及に貢献しているそうです。今回はそれらの内容について掘り下げてみたいと思います。


●DJING(ディージェーイング/DJ)
DJ(Disc Jockeyの略と言われている)、それはつまり巧みにレコードを操り観客を楽しませる技術やセンスが必要であり、HIP HOPにおいて大事な部分「音楽」を司る分野です。この独自の音楽の誕生や台頭がなければこのカルチャーの大きな発展はなかったと言っても過言ではないでしょう。それを正しく知るには、どのようにその音楽が生まれ、進化していったか、そしてその時代的背景までをも知る必要性があるのです。

時を遡ること1970年代、世界的に「ディスコ」が大流行します。主にテンポの速くテンションの高い打ち込みの楽曲(ヨーロッパ発祥のユーロビートなど)を、広い会場でたくさんの人が一緒に踊り、楽しみました。その会場=ディスコ(今言うクラブ)でのDJの役割は「異なる楽曲」をいかにスムーズに繋げる(クロスフェードなどの技術を使い、自然に次のレコードに移行する)ことが主で、流れをキープしながら曲を変えていくことが大事にされ、DJ達はその技術やセンスを競っていたようです。

そんな中、1970年代後半のアメリカ、特にニューヨークのブロンクスなどの地域では、ディスコに行けない貧困層の人々の為に「モービルディスコ」というものを企画した人達がいたそうです。車にDJ機材などを積み、街の公園や人の家で催されるブロックパーティーなどに赴いて行われていたそうです。言わば「出張ディスコ」と言ったところでしょうか。

その中心的人物が「DJ KOOL HERC(クールハーク)」です。彼がターンテーブルを使いJAMES BROWNなどの音楽をかけていると、曲の間奏部分でダンサー達がより一層活気づいて踊りを楽しんでいるようだということに気づきます。そこで彼は2台のターンテーブルに同じレコードをそれぞれセットし、その間奏部分を長く続けるようにプレイすることでダンサーを盛り上げたというのです。前述したように当時の主流は「異なる楽曲をいかに綺麗に繋げるか」ということでしたが、その流れに逆らい「同じ楽曲の間奏部分(=ブレイクパート)を何度も繋げる」という新たな発想が人々を刺激し「ブレイクビーツ」と呼ばれる所以となったようです。


●MCING(エムシーイング/MC)
DJ KOOL HERCやGRANDMASTER FLASH、そしてAFRIKA BAMBAATAAといった名DJらの活躍により、DJの技術やパフォーマンスもレベルが上がっていくことになります。HIPHOPカルチャーのもう一つの要素であるMCINGもその中で発展していったと言われています。

日本でも「MCバトル」と銘打ったテレビ番組が放映され人気を博すなど、今ではRAP(メッセージ性のある韻を踏んだ歌詞をリズミカルに発する歌い方。即興で行われるフリースタイルバトルなどが有名)をする人、つまりRAPPER=MCと捉えられることもありますが、発祥についてはこんな逸話があります。当時高価であったターンテーブルを一台だけ使ってレコードをかけ、その曲が終わり次のレコードを用意するまでの「場繋ぎ」として、軽快なトークやコール&レスポンスで盛り上げていたところから存在価値が高まり、やがてラップも掛け合わさり、MCというスタイルが確立されていったようです。

今ではダンスイベントなどの司会としても欠かせないMCの存在ですが、元々は必要に迫られてやっていたものがカルチャーに発展したというのはとても興味深いお話ですね。


●RAPPER’S DELIGHT
初めて「HIP HOP」という言葉が世間に認知されたのはRAPPER'S DELIGHT(1979年、アメリカ)という曲の歌詞に使用されたことからという説が有力です。それから音楽チャートなどでも「HIP HOP」という言葉が使われはじめ「HIP HOP MUSIC」が音楽の一つのジャンルとして定着していったと言われています。今回は、HIP HOPカルチャーの発展に欠かせない音楽の分野であるDJINGと MCINGについての解説でした。残りの要素についてはまた次回のコラムでお話ししたいと思っています。気になる方はぜひお読みください。

 

 

HIP HOPの5大要素(5th elements)~HIP HOPの音楽やダンス・ダンス振付専門会社ゼロクリエーションのダンスコラム!

 

 

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