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COLUMN

ダンスと光

公開日:2022年11月15日(火)

ダンスと光 〜前編〜

 

HIPHOP、LOCK、POP、HOUSE、BREAK、WAACK…いわゆるストリートダンスのあれこれについて書き綴っているこのコラムですが、今回はいつもと少し趣向を変えまして、ダンスそのものではなく、ダンスに付随する要素について、文字通り光を当ててみたいと思います。ダンスをするには、振付やテクニック、魅せ方など身体表現が必要不可欠であることは言うまでもありませんが、その他にも必要なものはたくさんあります。ストリート(路上)ではなくイベントなどのステージで踊る場合、どのようなものが必要でしょうか。

まずは音楽ですね。音源となる楽曲であったり、演奏するならば楽器であったり、もっと言ってしまえばそれらを効果的に響かせる音響システムなども必要であると言えますね。それから衣装もとても大事なファクターです。コンセプトにもよりますが、普段着のようなラフな格好であったり、きちっとしたフォーマルなスーツであったり、色や形を作品のテーマに合わせたり…衣装選びのセンスやアイデアも、ダンスをよりよく見せる大事な要素であると言えます。

他にもいろいろな要素が浮かんできますが、今回は、主にダンスの舞台や演出に使われる照明や光るアイテムの効果や大事さなどについて考えてまいりたいと思います。


●照明の大事さ
みなさんは、ダンスのショーを見に行った時に、照明が合う合わないという点に気をつけてご覧になったことはおありでしょうか。端的に申し上げてしまいますと、ちゃんとダンスを見せたければちゃんと照明について考えた方がいいのではないかということです。どんなにいいダンスやショーをしても、照明が合っていなければ残念な印象を与えるものになってしまいますし、逆に照明の効果をうまく使って元の振付をよりよいものに感じさせることも可能なのです。

何も「きちんと照明の理論を勉強せよ」だとか「照明の基礎もわかってない人がコレオグラファーなんてしてはいけない」などと極論を言うつもりは微塵もございません。正直なところかく言う筆者も、どのライトでどの色で当てればどんな視覚効果が得られるか、などと深いところまで知り尽くしているわけではありません。しかし、大事なことは何かは心得ているつもりです。それは【本当に見せたいものは何か】という一点です。


●見せたいものは何か
はじめはダンスの振付や構成の創作に力を入れるのに精一杯だったダンサーが、ある程度の経験を経て、照明にもこだわりを持ち始めることがあります。これはとても良いことなのですが、めくるめくように変化する照明にばかり目がいくようなステージになってしまっている作品を目にすることがあります。照明プランを凝りすぎてしまったのか、その効果をあまりよく理解できていなかったのか、はたまた照明さんとの打ち合わせ不足だったのか…こうなるとせっかく練習を重ねてきたダンサーの努力が報われません。お客さんはダンスではなく、光に気を取られてしまうのですから。

ではどうすればいいのか。シンプルでいいと思うのです。右側(ステージから見ると上手側)で踊るのを見せたい時はそのように、中央だけ照らしてほしいならその通りに、全体を派手に見せたければそのままに、照明のプロの方にお伝えすれば大抵想像以上の明かりのプランを組んでくださり、見せたいものをしっかり見せてもらえるようにダンサーやステージを照らしてくれます。もちろん、ちゃんと勉強して具体的かつ効果的な照明プランを提示することができ、無理なく打ち合わせやリハーサルができる状態であれば、それは素晴らしい作品になることは間違いないでしょう。


●残念な失敗例
このように筆者が照明について考えるようになったきっかけがありました。それは実際に見たあるステージでの残念な照明を見たことです。「こうなったら嫌だからある程度ちゃんと考えよう…」という心境になったのです。その例を参考までに挙げてみます。

 

・ダンスの激しい見せ場でストロボをチカチカ
音楽が「ダダダダ!」と盛り上がる部分で、その細かい音に対応する見せ場のシーンでしたが、細かく激しい点滅が重なり肝心のダンスが何をやっているかよく見えませんでした。

 

・左右が逆で暗闇でソロ
ステージ前方にダンサーが横一列にならび、下手(客席から見て左側)から上手へポーズで送っていき、最も上手にいるダンサーのソロを見せるというおいしい展開でしたが、なんと、ピンスポット(直径3〜4mくらいの円で照らす照明)は下手でポーズをするダンサーに当たってしまっていたのです。本来は上手に当たるはずでしたが、残念ながらその方のソロは見えずじまいでした。

極端な例ではあると思いますが、どちらも振付師の【本当に見せたいものは何か】ということが照明をご担当される方にきちんと伝わっていなかったことが原因なのではないでしょうか。見せ場を彩るどころか、逆に見えないのでは逆効果で、何もせず素明かりの方がマシかもしれませんね。照明プランを考える時は気をつけたいものですね。

また次回、この他の内容についてお話しできればと思います。後編もお読みいただければ幸いです。

 

ダンスと光・CM、MV、テレビ、舞台などあらゆるメディアのダンス振付とダンサーキャスティング専門会社ゼロクリエーションのダンスコラム! 

 

 

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