笑って踊って旗振って!よさこいの魅力
笑って踊って旗振って!よさこいの魅力 〜 前編 〜
夏と言えばお祭り!という印象をお持ちの方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。この記事を書いている2022年7月現在も陽射しが強く、気温も30度前後であることが多く、洗濯物がよく乾く、まさに夏真っ盛りです。そんな季節に筆者が毎年楽しみにしているものがあります。
それは【よさこい祭】です。
よさこいは日本各地で広く楽しまれている祭で、鳴子と呼ばれる道具を鳴らしながら、伝統的なよさこい節やそれぞれの地元の民謡などに乗って踊りを楽しむのが主な特徴です。このコラムをご覧の皆さまの中でも、よさこいに参加したことがある、見に行ったことがある、または現在もチームに在籍していたり、楽曲や衣装の制作などで関わったことのある、そういった方もとても多いのではないでしょうか。
普段はHIPHOPやストリートダンスのあれこれについて書き綴っているこのコラムですが、今回はタイトルの通り【 よさこい祭 】をテーマに文章をお届けしてまいります。よさこいとは何か、どんな祭でどんな魅力があるのか、筆者なりにお伝えします。
●よさこいの特徴
そもそもよさこいとはどんな祭なのか、その特徴的なキーワードを挙げてみましょう。
・鳴子
・よさこい節
・地方車
・踊りや衣装、楽曲の自由度の高さ
よさこいならではの要素といえば、こういった点であると言えます。その踊りを見てまず目につくのは、手に持った独特の楽器である「鳴子(なるこ)」でしょう。しゃもじのような木の板(プラスチックなど違う素材の場合もあり)の両面、もしくは片面に、1〜3つのバチがついており、うまく振ると綺麗な音が鳴ります。
この鳴子を「ただ手に持って踊る」だけではなく「綺麗に鳴らしながら踊る」というのがよさこい踊りの魅力であり、醍醐味の一つであると言えます。おのおのバラバラな音が聞こえてくる演舞よりも、鳴子の音の響きやタイミング・強さなどが綺麗に揃っている演舞の方が、目でも耳でも心地よさを感じることができます。YouTubeなどの動画や、実際生で演舞をご覧になる際には、ぜひその鳴子の奏でる音楽にも注目していただけると楽しみが増すのではないかと存じます。
山形の花笠音頭や徳島の阿波踊りなど、その土地土地に長く伝わる独自のメロディや振付などが存在します。よさこいも例に漏れず「正調よさこい」と呼ばれる伝統的なメロディや振付が受け継がれています。そのよさこい節の一節をご紹介します。
♪ 高知の城下へ来てみいや じんばもばんばもよう踊る 鳴子両手によう踊る
♪土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさこい
このような歌詞があるのですが、これらはつまり、よさこいの発祥の地は高知県であると指し示していることになりますね。
よさこい踊りは、主に横3〜4列ほどで隊列を組みながら踊り歩いていく、行進のようなスタイル(通称、流し)が主なパフォーマンスの形です。その先導となるのが地方車(じかたしゃ)です。どういったものかと言いますと、音楽を発するスピーカーやチームの名前や作品のテーマを表すようなデコレーションを施したトラック、とでも言いましょうか。ここに各チームのこだわりや個性の主張が詰まっていると言っても過言ではなく、その華やかさも審査の評価の一部となるほどに重要視されています。
関東の祭などでは、運営側が用意してくださったり、自衛隊の車両が協力してくれたりすることが多いのですが、本場の大きなお祭りともなりますと、本格的に地方車を用意したり、高額でレンタルをして演舞に臨む必要があるのです。それほど力を入れているということですね。
上に挙げましたように、踊り方や音楽などの細かい規定よりもいかに鳴子を綺麗に鳴らす振付や踊りになっているか、いかに地方車で自チームの良さをPRできるか、そういった点に重きを置いているお祭であると言えます。そのため、ダンスのジャンルも型にハマらず自由です。民謡のようなおしとやかで美しい舞のようであったり、ストリートダンスやジャズダンスを取り入れたキレのあるダンサブルなものであったり、アクロバットや組体操のようなものを取り入れたり、各チーム工夫が見られます。
また、音楽のジャンルにも決まりはありません。民謡テイストの正調から派生したような和楽器をメインに使用した楽曲が多いですが、50チーム、ないしは100チームほどが参加するような大規模なお祭りともなりますと、ロック、ヒップホップ、ハウス、ラテン、K-POPなど、ベースの音楽は大変自由度が高く、聞いていて飽きることはありません。そこによさこい節をアレンジして取り入れる場合が多いのですが、そのアレンジの仕方にも個性が見えるため、いろいろなチームの演舞を見るたびに、びっくりすること間違いなしです。
楽曲や振付のスタイルが違えば、もちろん衣装にもそれが反映されるのはごく自然と言えるでしょう。和装やそれに準ずるものや、和洋折衷の斬新なデザインであったり、ミュージカルを彷彿とさせるような煌びやかなものや、一転してTシャツやシャツなどのカジュアルな格好で出演するなど、かなり自由度が高いお祭りであると言えるでしょう。
●あとがき
よさこいに興味を持っていただけたでしょうか?今すぐ演舞動画や近日開催される祭などを検索してみてはいかがでしょうか。まだまだよさこいの魅力は語り尽くせませんので、今後別途記事を出したいと思います。
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