テーマパークダンサーの採用基準
テーマパークダンサーの採用基準
遊園地やテーマパークで華々しく活躍するダンサーに、憧れる人は少なくないでしょう。華やかな衣装を着てパレードやショータイムで活躍するためには、厳しいオーディションに合格する必要があります。大手のテーマパークであれば、オーディションに合格できる人数はほんの一握りになります。今回は、テーマパークダンサーの採用基準の一部をご紹介いたします。
1.身長
テーマパークダンサーとして活動するためには、ある程度の身長が求められます。衣装は歴代のものを着用したり、ダンサー同士で共有したりすることもあるので、小さすぎると衣装が着られなくなってしまいます。また、遠くからもショーやパレードを見られることがあるので、身長が小さいダンサーよりは、身長が高いダンサーの方が、どうしてもショーが映えることは否めません。
しかし、ショーの配役によっては小さいダンサーでも採用されることがあります。妖精の役や、男性にリフトされる役など、大きすぎるダンサーではなかなか難しい場合もあるので、身長が小さい場合は不利であることは否めませんが、必ずしもなれないというわけではありません。また、着ぐるみダンサーは逆に身長が低くないと着ぐるみの中に入ることができないので、キャラクターダンサーとして活躍することもできます。
2.バレエ・ジャズのスキル
テーマパークではヒップホップやロック、ブレイクダンスなどの振付も今では珍しくはありませんが、振り付けの基礎はバレエのスタイルがほとんどなので、バレエはできることはほぼほぼ必要条件となります。特に大手のテーマパークではバレエを小さい頃から習っているダンサーが大勢受けにくるので、バレエが全くできないと、なかなか採用には結びつきにくいでしょう。
テーマパークによってはバレエのバーレッスンやセンターなどがオーディション内容に含まれていることもあるので、バレエはしっかりと習得しておきましょう。
また、ショーの振付はバレエの基礎がしっかりと入ったジャズが主流なので、ジャズダンスもバレエと同じぐらいしっかりと習得しておくといいでしょう。可能であれば、前述したヒップホップやロックなどのストリートダンスや、タップダンスなども経験しておくとアピールポイントにつながりやすくなります。
3.笑顔
テーマパークではそのテーマパーク自体の名称をもじって「○○スマイル」という呼称があるぐらい、笑顔は必要とされます。テーマパークでは子供や女性が多く来られるため、親しみやすい笑顔ができることは必須条件です。ショーではいろいろなテーマのダンスが行われるので、輝くような笑顔、親しみやすい笑顔、泣きそうな笑顔など、いろいろなパターンでの笑顔ができるとアピールポイントになります。
また笑顔と同時に、歯の状態もチェックされることがあります。大手のテーマパークでは、最終面接で歯並びのチェックをされることも珍しくはありません。白く美しい歯であることも重要なポイントになってきます。
4.経歴
大手のテーマパークであればあるほど、採用人数が少なく、また即戦力が求められます。最初の書類審査では容姿の他にアピールできるところはダンス経験と今までの経歴です。舞台や出演経験がないと、なかなか即戦力としては難しいと判断されてしまいますので、本命のテーマパークのオーディションを受ける前に、出演経験を積んでおくのも大切な要素です。また、本命のテーマパークオーディションを受ける前にどこかのオーディションを受けておいて、オーディション慣れしておくことも対策の一つです。
テーマパークのショーではいろいろなストーリーでショーが展開し、ダンス以外にも演技をすることが求められることも少なくないので、ミュージカルや舞台の出演経験はアピールにつながりやすくなります。
5.スタイル
身長の部分でも記載したとおり、衣装が歴代のもの、またはダンサー同士で共有することがある以上、スタイルは今活躍しているダンサーと同じであることが必要となってきます。
また、オーディションではレオタードなどの身体のラインがわかる服装で受けることが必要になるので、オーディション練習のときから身体のラインがわかる服装、できればレオタードでストッキングなどもなしの状態で練習しておくことが望ましいでしょう。
6.礼儀、受け答え
テーマパークダンサーの世界は体育会系のようなイメージで、上下関係がはっきりしているところが多いです。採用されたら先輩ダンサーについていくことになるので、礼儀やはっきりとした受け答えができることも大事な採用条件になります。また、ショーの練習はダンサー同士で助け合いが必要になるので、しっかりとコミュニケーションがとれることも大切です。
最初に記したとおり、大手であればあるほど採用は狭き門となってきます。しかし、採用されているダンサーがいない、というわけではないので、ご自身の夢をつかむために、ぜひチャレンジしていきましょう。
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