ダンスにつきもの?こんなケガに気をつけよう!
ダンスにつきもの?こんなケガに気をつけよう!
「ダンスをしていてこんなケガをしたことがある」という経験をお持ちであったり、そういった話を聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。HIPHOP、LOCK、POP、HOUSE、BREAK、WAACK…いわゆるストリートダンスのあれこれについて書き綴っているこのコラムですが、今回は 【 ダンスに大事なストレッチ 〜 前編 〜 】という記事から派生した内容になります。もしよろしければそちらも併せてお読みいただけますと幸いです。
日常的にダンスをしている人もそうでない人も、意識して日々のストレッチをすることで効果的に柔軟性の向上やケガの緩和や防止が期待できる、という主旨の記事を書かせていただいたのですが、反対に「過去にこんなケガをしてしまった」「もう少しケアや注意をしていればそうはならなかったかもしれない」というお話をしてまいります。筆者もはじめからしっかりと意識をしてストレッチをしていたわけではなく、ケガをキッカケに意識するようになったのです。そういった経験から、レッスンなどでも入念にストレッチや筋トレをするようになりました。ケガは実際に経験しないと警戒しづらい部分もありますので、筆者の実体験を文章という形で共有することで、少しでもその感覚に近づき、気をつけていただければと思います。
●こんなケガがつらかった
・太ももの肉離れ
ストレッチ不足のせいでケガをした経験は少ないのですが、その中でも筆者が最も苦い思いをしたのが右脚の太ももの肉離れでした。初めて経験したのは20代前半の頃です。あるテレビ番組の収録のために、ちょっとした振付のあるダンスシーンで踊った時のことでした。若かったことや、テレビの収録で浮かれていたこともあるのでしょう、ストレッチをろくに実施しないまま踊り、案の定その日のうちに太ももに違和感を覚え、踊るどころかまともに歩くことすら困難な状態になってしまいました。
その当時は、何が原因でどんなケガなのか把握できていませんでした。ですが2〜3日しても症状は回復せず、近くの整形外科に行って診てもらったところ、肉離れという診断でした。肉離れは簡単に言ってしまえば激しい筋肉痛です。筋肉痛の時ですら、ちょっと動くと痛みを伴ったりまともに力が入らないですよね。そういう思いをされたことがある人ならばお分かりかと思いますが、筋繊維が激しく損傷してしまっている状態ですので、更に辛い状態であると想像していただければよいかと思います。
翌週、同じ振付のシーンがあり、あろうことか治りかけの同じ部分を痛めてしまいました。その時原因がはっきりとわかったのです。立った状態から、一気に右脚の太ももに体重をかけるようにしゃがむパートがあり、それを充分なストレッチを行わずにやってしまった為、筋肉に過度な負担がかかり肉離れになってしまったのです。
それからというもの、太もものストレッチをしっかりと行うように気をつけており、以来、同じケガはしていません。
・首の筋違え
あるブレイキンの技を練習していた時です。三点倒立の状態から横軸の回転を加える、いわばヘッドスピンのような技なので、首に負荷がかかることは想像に難くないですね。最初のうちはなんともなかったのですが、練習をしてしばらくすると疲れもあり、ちょっとした拍子でぐっと力がかかってしまい、瞬時に痛みが走りました。それから1週間ほどは、首だけを横向きに回転させることが難しく、振り向く時やベッドから起き上がる時などは、首に負担をかけないよう体ごと固定して動くようにしていました。ストレッチや筋トレを意識しながら練習していくことが必要だと学びました。
・ぎっくり背中
バク宙を練習していた頃の話です。充分にストレッチをして始めたつもりでしたが、数回繰り返しているうちに疲れが蓄積していたのか、着地した瞬間に背中に今まで感じたことのない痛烈な衝撃が走りました。そのまま力が入らず倒れ込んでしまったのですが、しばらくは、ほんのちょっとした動作のたびにその鈍痛が再現されました。いわゆるぎっくり腰より広範囲のようで、背中全体が痛い状態で苦しかったです。
数日中には普段の動きが出来るようには戻ったのですが、それからというもの日常のふとした動作でも同じような症状が出てしまうことが稀にあります。ですので、腰に負荷をかけないよう体幹トレーニングなどを意識し実践するよう心がけています。実際はっきりとした症状が出るのは、ニ年に一回ほどで、比較的効果が表れているのではと実感しています。
●さいごに
いかがでしたでしょうか。「痛そうだな〜」「そんなケガしたくないな〜気をつけよう」などと意識の改革に役立ていただければ幸いです。健康の維持、普段の活動の維持、技術や体力向上などのためにも、ストレッチや筋トレは意識しておこなってみることをオススメいたします。
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