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男子憧れの大技?!ウィンドミルをしよう! - ダンサーキャスティングCM振付師依頼

COLUMN

男子憧れの大技?!ウィンドミルをしよう!

公開日:2023年03月04日(土)

男子憧れの大技?!ウィンドミルをしよう!

当コラムをご覧いただき誠にありがとうございます。ストリートダンスのあれこれについて書き綴っているこのコラムですが、今回はタイトルの通り【 ウィンドミル 】というブレイクダンスの技をテーマに文章をお届けしてまいります。名前を聞いてピンと来ないかもしれませんが、ダンスをされている方もそうでない方も一度は目にしたことがあるものではないかと思います。ウィンドミルとはどんな動きなのか、どうやって練習するものなのか、筆者なりに解説していきたいと思います。


●POWER MOVEの代名詞
HIPHOP、LOCK、POP、HOUSEなど、ストリートダンスにはさまざまなジャンルや技・動き(ムーブ)やテクニックなどが山程ありますが、その中でもBREAK DANCE(ブレイキン、B-BOYINGとも言います)はアクロバティックな技やフロアに手や頭、あるいは背中などをついてくるくると回ったりする大技の割合が比較的多いダンスです。

「ブレイクダンス」と聞いて「頭で回ったりするやつでしょ」と答える方は比較的多いかと思われますが、そのイメージはあながち間違いとは言い切れません。他のダンスには見られない大きな特徴であると言えるからです。

ただ、実際にブレイキンを練習し始める時に、いきなり頭で回る技(=ヘッドスピン)から入る人はそう多くはないでしょう。もちろん、その技がどうしてもやりたい!ということで習得を目標にされる方もいると思います。ですが、多くの人はおそらく、フリーズという止まる動きの総称の基礎中の基礎であるCHAIR(チェアー)やブレイキンのベーシックなムーブであるFOOT WORK(6歩、3歩、1歩などがあります)から取り掛かったり教わったりするのではないでしょうか。

その過程の中で「POWER MOVE」に興味を持ったり挑戦したくなる人も多いのではないでしょうか。パワームーブとはその名の如く、ヘッドスピンのような人間離れしたような回転技であったりアクロバット要素を含む大技の総称で、今回の記事のテーマであるウィンドミルは、その代名詞たる技だと言っても過言ではありません。ではウィンドミルとは具体的にはどういった技なのでしょうか。


●ウィンドミルとはどんな技?
「WINDMIL」とは「風車」という意味です。たしかに、両脚を大きく開いてフロアに背中や手を交互につくようにして回転するその様子は風車のようで、近くにいると実際風を感じます。しかし、その名称はあくまでも通称で、呼びやすいため定着したと考えられます。元々のネーミングは「CONTINUOS BACK SPIN(コンティニュアス・バックスピン)」であると言われています。つまり「連続したバックスピン」というわけです。不親切を承知でざっと説明してしまいますと「バックスピンを連続させる為に、間にチェアーを挟む。その流れをスピーディーにスムーズに行い、床を転がるような動き」となるでしょうか。

これだけ読んでも、ブレイクダンス未経験の方はまったく動きが想像できないと思います。ある意味では、前述したように「ブレイクダンス=ヘッドスピン」とイメージされる方が多い理由もうなずけるのではないでしょうか。ウィンドミルは言葉だけではイメージも説明もしづらいですが、ヘッドスピンはイメージも説明もある程度しやすい、ということです。

もう少し具体的に言語化してみます。ウィンドミルという技を理解するにはまず、バックスピンとチェアー、この2つの動きを理解するのが早いかと思われます。

※ ウィンドミルを含むパワームーブは、どの技も人それぞれにしっくりくるやり方や覚え方、教え方が存在します。YouTubeなどで解説動画を出されている方もたくさんおられますが、完成形は近いものの、その過程や練習方法は千差万別です。今回はあくまでも筆者の経験をもとに記述してまいります。ご了承ください。

・バックスピン
背中のみを床につけて横回転する動きです。ある程度広くて凹凸のない場所に横たわり、両脚を水平に蹴って勢いをつけます。この時、右向きか左向きかで変わってきますが、おそらく反時計回りがオーソドックスだと思われますので、まずはそちらで試してみましょう。

左肘を床につくような形で横向きに寝そべり、右足を左方向に水平に蹴ります。その後、少し遅れるように左足も水平に蹴ります。この時、先に蹴った右足は股関節を開くようにしますが、上方向や頭のほ方に流れてこないよう気をつけます。あくまでも、横に遠心力をかけるための動作です。

それから、横向きになっていた体を仰向けにし、背中の一部(腰よりは頭に近い位置)だけを接地している形になります。コマのような要領で、接地面積が少ないほど摩擦抵抗も少なくなり、回転はしやすくなります。蹴りで生み出した横回転を補佐するために、左手で軽く床を押すと更にスムーズに回れます。

最終的には、仰向けでやや背中が丸まっている形でできるだけ開脚した姿勢、この状態でくるくると1〜2周できるようになればバックスピンの基礎はできたと言えます。ウィンドミルをする為だけであれば半周もできれば充分ですが、蹴りの練習や強化にもなるため、2周以上を目標にすることをおすすめいたします。

続いてチェアーの解説をしたいところですが、次回へ続きます。

 

 

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