ダンスのプロリーグ "D.LEAGUE"
ダンスのプロリーグ "D.LEAGUE"
当コラムをご覧いただき誠にありがとうございます。HIPHOP、LOCK、POP、HOUSE、BREAK、WAACK…いわゆるストリートダンスのあれこれについて書き綴っているこのコラムですが、今回はタイトルの通り【 ダンスのプロリーグ "D.LEAGUE" 】というテーマで文章を展開してまいりたいと思います。
みなさんは、プロリーグといえばどんなものを思い浮かべますか?日本では野球やサッカーがメジャーでしょうか。1980年代ころから日本でも楽しまれ、独自の進化を遂げてきたストリートダンスにも、プロリーグが存在します。それこそが「D.LEAGUE ( ディーリーグ /以下、Dリーグ )」です。
●Dリーグってどんなもの?
それではDリーグについて、簡単ではございますがご説明させていただきます。Dリーグは、日本発世界初のプロダンスリーグとして、2020年に株式会社Dリーグによって発足されました。第一生命保険がタイトルスポンサーとなり、初年度は9つの名だたる企業名を冠したダンスチームが結成され、半年間しのぎを削りました。その栄えある初代チャンピオンに輝いたのは「avex ROYALBRATS (エーベックス ロイヤルブラッツ)」でした。ディレクターであるRIE HATAさん率いる選りすぐりのダンサー達がその頂点に立ちました。
Dリーグのダンスチームは、それぞれがディレクターであるダンサーを筆頭に若手からベテランまで実力派ダンサーが集結し、それぞれ得意なジャンルやダンスの作品を磨き上げ、勝負します。ステージに立つメンバーがどのチームも必ず「8人」であること以外は大きなルールはなく、まさにダンスの異種格闘技戦の様相を呈しています。「SPダンサー」と呼ばれる期間限定で投入されるゲストダンサーの使い所も戦術や見所の1つです。そしてその作品たちを厳正にジャッジする大御所ダンサーさんやプロスポーツ選手の方々などが顔ぶれを揃えます。
●Dリーグの視聴・観戦方法は?
Dリーグの応援専用アプリが開発されており、視聴者も投票することが出来ます。それがオーディエンスポイントとして反映され、プロ同士、企業のメンツ同士の熱き戦いに清き一票を投じることで観客も参加することができます。
またAbema TVやニコニコ生放送、InstagramやYouTubeなどさまざまなメディアで展開することで新たなダンスファン、Dリーグファンを獲得できると期待されています。それは間違いなく新時代のダンスの楽しみ方の1つであり、また「Dリーガー」は夢のある職業の1つとして確立されるであろうとも言われています。
前述した配信アプリなどで視聴することも可能ですが、本番を生で観戦することも出来ます。会場では、Dリーグ所属チームのグッズ販売などがあったり、一般のダンサーのショーケースが観られるコーナーがあるなど、その盛り上がりは疑う余地がありません。
会場では、ダンサーの熱や表情などを肌で体感することが出来るという良さが味わえる一方で、座席によってはショーケース全体が見渡せなかったり、応援したいチームと反対側のエリアになってしまったりと、まだまだ改善の余地はありそうです。そういった臨場感は得られないものの、Dリーガーたちの魂のこもった作品の数々やダンスの見所を逃さずチェックできるのは配信のいいところですね。どちらも一長一短ありますが、いろいろな楽しみ方が出来るのもDリーグの魅力の1つなのではないでしょうか。
●Dリーグの凄さと難しさ
ここまでのお話で、なんとなくDリーグのイメージが掴めてきたでしょうか。もちろん実際ご覧になっていただくのが一番伝わりやすいのですが、この記事をお読みくださることで、さらに興味を持っていただければ幸いです。
同じダンサー、振付師としてDリーグの凄さを少し語らせていただきます。なんといっても、素晴らしいクオリティの作品を約3週間おきに10本以上披露し続けることが驚きです。ダンスの振付や練習はもちろんのこと、衣装、楽曲、照明の準備がその短期間で行われているのはもはや、人間離れしています。もちろん、シーズン開始前から入念な準備や打ち合わせなどがあってこそなのは承知の上ですが、それでも毎度、大きなミスなくやりきる姿に感動すら覚えます。
ただ踊るだけではなく、企業名を背負って戦い、観戦しに来てくれる人や配信で視聴してくれる人もたくさんいる。選ばれた審査員も居並ぶ中いつも同じようなダンスをしていても勝てるわけもなく…そこには想像しえないプレッシャーが絶えず存在するはずです。それを跳ね除けて最高のパフォーマンスをするDリーガー、心から賞賛に値します。
●Dリーグの難しさ
ここまではその魅力について事細かに綴ってまいりましたが、まだまだ新しいプロジェクトなので、良さばかりではなく、難しさを常に感じざるを得ません。それは安直に「ダメなところ」と言い捨てるのではなく改善の余地がある「伸びしろ」であり、むしろ今後楽しみな部分でもあるのです。次回の記事ではそこにスポットを当てます。これからのDリーグの躍進に注目していきましょう。
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