メディア業界でキャスティング率の高いダンスジャンル
公開日:2021年03月19日(金)
メディア業界でキャスティング率の高いダンスジャンル
近年、TVCMやアーティストのMVなどでダンスを見ないことはないと言っても過言ではないくらいメディア業界ではダンスが取り扱われることは非常に多いです。
なぜ、こんなにダンスがメディアで取り扱われるのでしょうか?
例えばCMでは15秒か30秒の短い時間で企業や商品を如何に効果的に視聴者に印象付けることが出来るのかと言う事が必要です。
短い時間で如何に印象付けるかと言う点で言うと「カッコイイ」とか「面白い」などを視覚的に表現できる手段としてダンスがピッタリという訳です。
CMの振り付けの傾向としては「カッコイイ」よりは「なんか変な動き」とか「ちょっと面白いダンス」の割合が多いです。
最近のCMで言うと「PayPay」の振り付けなどが「なんか変な動き」だけど印象に残りますよね!
このように印象を見てる人に与えると言う事がCMやMVでのダンスの役割と言えます。
さて、それではダンス業界の中でメディア媒体でより多く取り扱われるダンスのジャンルは何でしょうか!?
CM、MV、舞台(ミュージカル)でそれぞれランキングにしてキャスティング率の高いジャンルを紹介いたします!
<CM>
先ほども紹介しましたが変な動きや面白い動きなどの振り付け傾向が多いので特にジャンルに当てはまらないようなダンスも多いのですがジャンル指定されることも多いのです。
それではCMでキャスティング率の高いダンスのジャンルは・・・
①HIPHOP、JAZZ
②ヨガ
③Breakin'
です。
1位のHIPHOPとJAZZは最もポピュラーな一般人でも知ってくれているジャンルと言えます。
メディア業界のダンスの知識がない方でも今回のCMでダンスを採用しようと言えば大体はHIPHOPかJAZZダンサーとなります。
2位のヨガは健康食品系とか保険とか運動とか幅広いジャンルで健康をアピールするような場面でキャスティングされることが多いです。
3位のBreakin'は飛んだり回ったり動きが派手なのでやはり派手な印象を与えやすいですね!
ワークマンなどのCMではよくブレークダンサーがキャスティングされますね。
昔はよくキャスティングされていたジャンルとしてはLOCKダンスですが最近はめっきり少なくなりましたね。
逆にメディアでほとんど扱われることがないダンスのジャンルがありますが何だと思いますか?
答えは「HOUSE」です。
弊社が会社を起こしてから10年ほどの間でHOUSEダンスを求められたことはたったの1回しかありません。
ストリートダンス業界では決してHOUSEダンスはマイナーなジャンルではないのですがなぜかメディア業界ではほとんど取り扱われることはありません。
一般的にはやはりHIPHOPやJAZZほどメジャーではないと言う事でしょう。
<MV>
アーティストさんの楽曲の世界観を表現するMVですが本当によくダンサーがキャスティングされます。
MVでキャスティング率の高いダンスジャンルは・・・
①コンテンポラリー
②HIPHOP
③バレエ
最近のMVでは断トツでコンテンポラリーを求められることが多くなっています。
ひと昔前まではコンテンポラリーは非常にマイナーなジャンルでしたが菅原小春や辻本知彦などの活躍でメディア業界でも知られるようなメジャーなジャンルになりました。
また近年のコロナの影響もありソロでコンテンポラリーダンサーがキャスティングされることが非常に多いです。
RAPPERやダンス&ボーカル系のグループではHIPHOPダンサーのキャステイングは鉄板ですし、切ない系の楽曲などではバレエダンサーがキャスティングされることが多かったりします。
<舞台、ミュージカル>
古典ミュージカルや流行りの2.5次元ミュージカルなど様々な形式の舞台やミュージカルがあります。
役者さんの舞台でもアンサンブルとしてダンサーが入ることも多いですね。
舞台やミュージカルでキャスティング率の高いダンスジャンルは・・・
①JAZZ
②アクロバット
③バレエ・シアター・HIPHOP
ミュージカルでは圧倒的にJAZZのキャステイング率が高いですね!
ミュージカル=JAZZと言っても過言ではないくらいです。
またアクロバットなどもニーズがあります。
3位は同率で複数ジャンルがランクインしました。
またミュージカルではダンスではないですが殺陣の経験があると非常に役立ちます!
如何でしたでしょうか?
媒体によりキャスティング率の高いダンスジャンルと言うのはそれぞれに特徴があることが分かって頂けましたでしょうか?
総合すると全体的にはHIPHOP、JAZZ、バレエが多いと言えます。
今回はメディア系の仕事でキャスティング率の高いダンスジャンルを紹介させて頂きました。

#メディア業界でキャスティング率の高いダンスジャンル
#CM振付
#MV振付
#企業イベント振付
#アイドル振付
#ダンサーがキャスティング
#振付師キャステイング
#ダンサー事務所
#ダンス事務所
#ダンサープロダクション
#ダンス仕事
#ZEROCREATION
#ゼロクリエーション
月別アーカイブ
-
2023年6月
-
2023年5月
-
2023年4月
-
2023年3月
-
2023年2月
-
2023年1月
-
2022年12月
-
2022年11月
-
2022年10月
-
2022年9月
-
2022年8月
-
2022年7月
-
2022年6月
-
2022年5月
-
2022年4月
-
2022年3月
-
2022年2月
-
2022年1月
-
2021年12月
-
2021年11月
-
2021年10月
- 勝つためにこだわり、貫くか否か(後編)
- 勝つためにこだわり、貫くか否か(前編)
- 確固たる目標を設定し、全力を尽くす
- 「実際にあったダンサーのキャスティングトラブル特集」~制作篇~
- 「実際にあったダンサーのキャスティングトラブル特集」~ダンサー篇~
- メンバーや周りの人とのコミュニケーションを大事にする
- 出場するコンテストや時期をよく検討する!
- コンテストに出る人を中心に考えた振付を創る場合
- 全ダンサー必読!個人事業主であるダンサーと確定申告の重要性
- TVやCM、アーティストへの振付でロックダンスを求められた時
- ダンスコンテスト用の振付において必要な【独自性】とは?
- ロックダンスの構成や演出
- ロックダンスでコンテストに挑戦する時
- 「CMやテレビドラマなどのメディア案件の交通費について」
- それぞれのレベルに合わせた振付
- ロックダンスでショーケースを創る時
- 振付の意識 -LOCK DANCE-
-
2021年9月
-
2021年8月
-
2021年7月
-
2021年6月
-
2021年5月
-
2021年4月
-
2021年3月
-
2021年1月
-
2019年12月
-
2019年2月
-
2018年12月
-
2018年11月
-
2018年10月
-
2018年2月